振り返ってみると、とことん人を馬鹿にしてきたんだなと、やっぱり多少怒りが出てきてしまう。
 
そういえば、彼女は、時間にルーズな事はデフォルトで、お金にも、お酒にも、だらしなかった。
 
キャッシュオンタイプの居酒屋で、彼女が頼んだ飲み物が届いた際、近くで言い寄ってきた男に払わせたい意図が見え見えで、泥酔したフリして払わず、店員さんは怒りだしそうだし、言い寄ってきた男も、自分の分は自分で払えよ!と言い、それでも彼女は払わない。
 
その場の気まずさが耐えきれず、私が払う事が当たり前になっていた。
 
次の日、かなり酔っ払っちゃって、ごめんね~!というのみで、私が払った飲み代を返してもらった事は一度もない。
 
こんなにされても、友達だと思い続けてきた自分も、相当バカだと思う。
 
切るべき人間だと思えた事の中で一番大きかったのは、彼女は、職場に居る障がいのある方(多分、軽度の知的障害と思われます。)をバカにしていた。
 
その人の姿を写真や動画に撮って、私に見せてきた。
 
面白いでしょー?バカだからさ。何も分からないからさ。
 
と言って、笑っていた。
 
職場全体で、その方をイジッて(イジるというより悪質なイジメ)楽しんでいるという話をしていた。
 
バカでおかしい姿が面白いからと、見世物の感覚だったんだろう…合コンに連れて行き、その時の話を楽しそうに話していた。
 
この時は、心が痛かった。
それを咎められない私も情けなくて。
聞いているだけで、苦しかった。
 
何でそんな酷い事が出来るんだろう、この人は、何でそれを面白おかしく話せるんだろうと思いながら、自分の感情が分からなくなる感覚と、あまりに酷い話に心臓がバクバクしていた事だけは覚えている。
 
他人の痛み、気持ちが分からない人間なんだと今では確信。
 
どんなに着飾ってても、心の醜さは隠せない。
 
他人に対して、こういう事を言うのは気が引けるけど、本当に醜い人間だと思う。