母は、覚えていない・・・ということはわかるようで、時々混乱する。夕方時々、頭がおかしいと電話をする。でも、内容はどうあれ、電話をすることができるのは喜ばしいこと。
それに対しては、笑い飛ばすようにしている。「色々覚えていて、あの時はああだこうだと言われるよりいい・・・」と言い納得してもらっている。でもね。不安だよね。
今日は、会社から帰ると、「疲れただろうから、ここに座ってゆっくりしなさい。」と指示された。
ちょっと着替えてくる・・・と言って自分の部屋に入って着替えていると、大きな声で自分の名前を呼ぶ。
「さては、私がいないと寂しいんだな・・・」と、笑いながら言うと「いやいや」と笑いながら否定した。
先日、民生員さんが母の顔を見に来てくれたが、明るく穏やかな顔をしている・・・と言って頂いた。
自分はというと、最近マスクのお蔭でかなりお顔のお手入れの手を抜いている。そのためか、体重は減ったのに、なんか顔がだらりんとしている。以前より顔が四角になった気がする。民生員さんに話したら、「私も・・・」と大笑い。
ところで、母は・・・。あまり変わらず、だらりん・・・としていない。民生員さんと二人で母の顔を見た。
民生員さん曰く「あまりマスクしていないからよ。やはりマスクしていると顔がたるむのよ・・・」。
そして二人で母を羨ましがったので、照れる母。よく理解していないかもしれないが・・・。
まだ笑える。だから、まだ大丈夫。だってまだ、私介助はなにもしていないモン。