Noda 今回はアメリカン・ルマン・シリーズに来ています。このシリーズは世界3大レースのひとつであるルマン24時間と同じレギュレーションで行っています。LMPと言うプロトタイプのマシンとGTと言うツーリングカーが混走しているレース。

今回のアテンドは野田英樹。野田はF1、インディ、フォーミュラ・ニッポン、SuperGT選手権など、数多くの勝利を挙げてきたベテランドライバー。彼は3年前にジャパン・ルマン・チャレンジに参戦。このシリーズは昨季で終わったけど、昨年のシリーズ・チャンピオン。今季はヨーロッパ・ルマン・シリーズにフル参戦して、念願だったルマン24時間にも出場した。

今回のチームはイギリスが本拠地のECO RACING。2004年からチーム代表のイアン・ドーソンが開発して来たマシンの初レース参戦になった。このマシン、はチーム名の通り、環境に優しいマシンがテーマプロダクションベース(市販車ベース)のディーゼル・エンジンにツインターボ。燃料は環境に優しいバイオ・ディーゼルを50%使用している。その他にはエンジンカバーの一部が藁とかを固めたヘンプが使用されていたり、エコに配慮したマシンなんだ。

それがやっと、レース参戦をできるだろうと今回のレースにエントリー。そこでドライバーに開発力があって、経験も豊富な野田が抜擢されたわけ。

でもさすがに初レース。昨日のテストではあまりにも遅すぎて危険だと判断されて、テストから強制退去。野田はシェイクダウンでわずか6周。チームメイトもわずか12周。ベストタイムも1分36秒台とトップから25秒も遅いタイム。今日の公式プラクティスで1分30秒を切らないと、出場させないとオーガナイザーから通達されてしまった。

それで、野田がセッティングなどを指示。今朝の公式プラクティスの初計時ラップでいきなり1分29秒台をマーク。これでとりあえず一安心。。。したのも束の間。次の周回でエキゾーストから白煙が。エンジンはまだパワーロスなどしてなかったけど、エンジンが壊れてはとマシンを止めた野田。マシンはガレージに戻され、オイルのパイプが外れてしまったことが判明。午後の2回目のプラクティスまで修復を完了した。

そして、そのプラクティスに向けて、野田がガレージを出た瞬間だった。ギアになんか変な音がして、ギアが入らない。。。そのままマシンはガレージに戻った。そしたら、トランスミッションのどこかでクラッチオイル漏れがしていることが判明。エンジンをばらさないと直らない場所だった。。。チームは懸命に修復作業をしたけど、結局予選にも間に合わなかった。

レギューレーションでは予選で計測できなかったチームは決勝に出れない。それでもチームがオーガナイザーに嘆願。明日の午前中のフリー走行でのパフォーマンスを見て、決勝に出場できるかが決まることになった。エージェントとしての自分は、20周しか走ってなく、セッティングも出来てなく、しかもまたどこが壊れるか心配なマシンで出場させていいの?って心配。エージェントとしては選手の安全が第一だからね。まぁ、明日のフリー走行でどうなるか。。。。