Deborah_and_Michael のブログ-なつお


こんにちは~☆ なつです。

オランダは、サマータイムに変わりました。夕方7時でも、空は明るく、夜が遅くなり、朝も遅くなっています。

(なので、昨日は、寝坊しました。笑)


今日は、エリクソン催眠部で、教えていただいた、前提について、話を発展させていきます。次の文です。


『なぜ○○は、△△なのか?』 この文は、あたかも、△△であるかのように、△△を認知する、無意識の働きでした。この文は、ポジティブに用いられることが、前提です。その場に、望ましい変化が、現れます。

では、ネガティヴに用いられた場合は、どうでしょうか?人間は、苦しみの中にいるときに、なぜ?と苦しみ、うめき声をあげます。こんなときには、セラピストは、どのように介入すれば、よいのでしょうか?


ここで、セラピストは、システムの機能について、考えます。クライアントさんが、なぜ?と、問いかけることで、そのシステムの中で変化を引き起こして、解決が可能なのか、それとも、システムは機能不全を起こしていて、クライアントさん自身が、終わりのないゲームの中に、引きずり込まれているのか、を、判断するのです。2つの程度の割合によって、最も効率的な介入方法を、見出すのが良いとされます。


では、具体的には、どうすればよいのでしょうか?実は、なぜ?ではなく、何?と、問いかけるだけでよいのです。前者の場合であれば、なぜ?の代わりに、何が役立つのか?を洞察して、後者の場合であれば、なぜ?の代わりに、何が出来るか?を、洞察すればよいのです。


例で考えてみます。『なぜうちの父親は、酒を飲み続けるのか?』 ですと、

これを、そのお父さんに、なぜですか?と聞いたときに、もし、お酒を飲み続けたいのであれば、お酒を飲むことが、何に役立つのか?という例を、お父さんは、たくさん、聞かせてくださるでしょう。

もし、お父さんは、お酒を飲み続けたくない、と、考えていたとしたら、それでも、飲まずにおられないと、意識が、堂々巡りしてしまいます。そして、飲むのを我慢しようとするのですが、我慢をすることで、また、お酒を飲んでしまい、悪循環に陥ります。


そんなときは、お酒を飲み続けられなくするために、何が出来るか?と、問えばよいのです。お父さんの会社に、かわいい受付嬢さんがいらして、彼女に、スリムな、スーツ姿を見せたいがために、お酒の量を減らす、とか、病院で、人間ドックを受ける習慣をつけて、検査をするたびに、もう、お酒の量を減らそうと思う、とか、給料を全額、妻に渡して、自分で酒が買えなくなる、とか、もう、何でもいいんです。


そして、それを、みんなで協力して、実行することが大切だと、思うのです。そうです、愛の力です。ドキドキ