Deborah_and_Michael のブログ-なつお


こんにちは~☆ なつです。 ドアップです! о(ж>▽<)y ☆

今日は、リフレイミングについてです。


セラピーにやって来たAさんは、セラピストの言葉に驚いていました。Aさんの状況そのものは、まったく変わっていないのに、Aさんには、変化が起きていたのです。

このように、リフレイムとは、古い概念に変えて、それよりも良い、新しい概念を提供することと、いわれます。


それでは、カウンセリングでは、リフレイミングは、どのように応用されるのでしょうか?まず、ウィトゲンシュタインは、『数学の基礎』の中で、次のように書いています。


それはつまり他人が我々に何かを気づかせたのではなく、我々のゲームではない別のゲームを教えたのである。

それは、我々が今や、以前とは違う新しい何ものかを見てしまったのであり、そのことがもはや旧いゲームを素朴には続けさせなくしてしまうのである。

以前と同じようにその行為を遂行することは可能である。しかし一方でゲームであるためには、盲目的にそれに勝とうとすることが本質的である。

従って今や、私にはそれが出来ないのだ。


Wittgenstein, Ludwig.

Remarks on the Foundations of Mathematics.

Oxford: Basil Blackwell, 1956, p.100.


このように、新しい概念に気づくと、もはや、そう簡単には、先のワナや、苦しみには、陥らなくてすむのです。一般的には、リフレイミングは、成功した催眠誘導にみられます。そして、そのとき、催眠が行っていること、もしくは、行っていないことも、どんなことでも催眠がうまく進行している、深まっている証拠として、リフレイムする力が、催眠誘導として優れた者のもつ決定的なポイントといえます。