インフルエンザ打ちます、と言った日はタクの「心の準備」とやらが間に合いませんでした。
火曜日、私が休みだったので、3時頃学校から帰ってきたタクに、宿題終わったら注射に行くよ~!と言ったら、宿題がぜ~んぜん進まない。
牛歩戦術?ってくらい、のら~りくら~り進まない。宿題終わったら注射だもんね。そりゃあ進まない。しまいには「お母さん、眠くなっちゃったから少し寝て良い?」と分かりやす~い反応。現・実・逃・避♪
で、その日はやめました。心の準備時間がありすぎた。準備も宿題も出来ないんじゃ悪循環だ。やめ、やめ!
そして、翌日の昨日、学童の迎えの玄関に母子手帳かざして立ちました。空港のお迎えのテロップみたいにかざしながらタクを探しました。
仏頂面で近づいてきたタク。母子手帳にはまだ気づかない。
タク「最近1年生がさあ、生意気でムカつくんだよー」と、愚痴を言いながら近づいてきた。で、ふと母子手帳テロップに気づく。「え?これから注射にいくの?」
はい。その通りでございます。奇襲攻撃。どうせ進まない宿題は後回しにすることにしましたあ。
♪( ̄▽ ̄)ノ″
で?1年生がなんだって?
タク「注射……(ショボーン) (ノ_・。)」
ああ、ストレス最大が来たから、1年生はどうでもよくなっちゃった?目には目を、ストレスにはストレスを?
ランドセル持ったまま小児科へ~。
そこそこ混んでる。小さな小児科だから待合室も小さくて、荷物も邪魔だからとりあえずランドセルを家に置きに戻って、ゲーム機を持ち再び待合室へ。
見ればほとんどがワクチン希望。騒ぐ子供をほったらかしで、世間話と携帯いじりに興じるお母さんたち。
その時点で私にはアウトでした。半円を描くように設けられた窓に沿った椅子の真ん中にタクと座る。
私の隣で幼稚園児くらいの3人がクッションをかき集め、6枚くらい積み重ねた上に立ち上がろうとしている。
グラグラするクッション。危ない。
うん。デビ拓母さんキレました。
「危ないよ。そんなことをしてはいけない。ケガするからやめなさい。」
ふん!と言う子供。知らんぷりの母親。いや、むしろ私をちら見して知らんぷりした。
次に子供がスリッパを下壁に向かって投げつけた。私の鼻先を通過してバン!と音がして落ちたスリッパ。
思わず「わ、びっくりした」と言う私。
するとタクがゲームの手を止めて、黙ってスリッパを拾い上げてその子の足元に揃えて置いた。
はい。親子共々、無言で知らんぷり。(帰り道さすがのタクも「ありがとうも言わないんだよ!頭に来たよ。スリッパ逆向きに置いてやれば良かった」と怒っていた。その時タクは何も言わなかったから、ちょっと大人に見えました。ごめんなさいの無い家にはありがとうも無いんだね。残念だ。)
そんなイライラを抱えたおかげで、タクも妙な緊張を感じずに診察室へ~♪
先生「お母さん、接種量が変わったの聞いてます?」
いや、誰に?知りません。
先生「ワクチンの効き目が悪いのは実は接種量が足りていないんじゃないか、って言われていてね。小児科学会で我々小児科医はずっと言って来たことなんですよ。」
えーと?なぜそんな言い訳?先生毎年「打ってもかかっちゃうことあるけど、軽く済みますからね」って言っていたじゃない。
私、先生のお話鵜呑みにしてみんなに言っちゃったわよ。量が足りなかったって…今さら。
先生「1回0、5ml。大人と同じ量を2回になりました。」
あ、ああそうですか。そりゃ効きそうですね。実際大人の2倍量接種。大人は接種1回だしね。
タク「え?2回やるの?」
え?何言っちゃってるの?毎年2回打ってるじゃん。去年も2回やっただろ?いい加減覚えようよ。ボケてんの?
タク「右と左?」
そうそう、毎年交互に打ってるじゃん。
タク「大人と同じ量?何だか痛そう~」
いや、痛みは一緒だから。
先生とっととやっちゃって下さい。
で、お注射。チクン。
タク「うにゃ!」
先生「((笑))なんだ、卵がつぶれるような声をだして…」
いや、先生、分かんない。卵がつぶれるような声って表現、よく分かんない。
分かんないことだらけでお注射終了。
先生「じゃあ、次は2週間空けて2回目ね。」
タク「今度は右手でしょ」と右手を差し出し目を閉じる。
先生「……」
私「……」
タク、早くやっちゃって…とばかりに右手を差し出してる。ここで初めてタクの誤解を知る。
今日2回じゃないよ。毎年の恒例行事、いい加減覚えようよ。卵つぶすのは2週間後!
タク「なーんだ、今日2回注射するのかと思った。」
帰り道、とりあえずタクを誉める。
頑張った、頑張った。
タク「え?泣かなかったから?ちょっと声は出ちゃったよ」
いや、泣いても良いんだよ。痛いんだからさ。動かず出来たところが偉かった。
卵をつぶした声?くらい、どうってことないよ。
そして、明日あたり、タクの注射の跡を「痛い?二の腕ポニョポニョ」って、お母さんは突っつく計画だ。
(`ー´)イヒヒ
火曜日、私が休みだったので、3時頃学校から帰ってきたタクに、宿題終わったら注射に行くよ~!と言ったら、宿題がぜ~んぜん進まない。
牛歩戦術?ってくらい、のら~りくら~り進まない。宿題終わったら注射だもんね。そりゃあ進まない。しまいには「お母さん、眠くなっちゃったから少し寝て良い?」と分かりやす~い反応。現・実・逃・避♪
で、その日はやめました。心の準備時間がありすぎた。準備も宿題も出来ないんじゃ悪循環だ。やめ、やめ!
そして、翌日の昨日、学童の迎えの玄関に母子手帳かざして立ちました。空港のお迎えのテロップみたいにかざしながらタクを探しました。
仏頂面で近づいてきたタク。母子手帳にはまだ気づかない。
タク「最近1年生がさあ、生意気でムカつくんだよー」と、愚痴を言いながら近づいてきた。で、ふと母子手帳テロップに気づく。「え?これから注射にいくの?」
はい。その通りでございます。奇襲攻撃。どうせ進まない宿題は後回しにすることにしましたあ。
♪( ̄▽ ̄)ノ″
で?1年生がなんだって?
タク「注射……(ショボーン) (ノ_・。)」
ああ、ストレス最大が来たから、1年生はどうでもよくなっちゃった?目には目を、ストレスにはストレスを?
ランドセル持ったまま小児科へ~。
そこそこ混んでる。小さな小児科だから待合室も小さくて、荷物も邪魔だからとりあえずランドセルを家に置きに戻って、ゲーム機を持ち再び待合室へ。
見ればほとんどがワクチン希望。騒ぐ子供をほったらかしで、世間話と携帯いじりに興じるお母さんたち。
その時点で私にはアウトでした。半円を描くように設けられた窓に沿った椅子の真ん中にタクと座る。
私の隣で幼稚園児くらいの3人がクッションをかき集め、6枚くらい積み重ねた上に立ち上がろうとしている。
グラグラするクッション。危ない。
うん。デビ拓母さんキレました。
「危ないよ。そんなことをしてはいけない。ケガするからやめなさい。」
ふん!と言う子供。知らんぷりの母親。いや、むしろ私をちら見して知らんぷりした。
次に子供がスリッパを下壁に向かって投げつけた。私の鼻先を通過してバン!と音がして落ちたスリッパ。
思わず「わ、びっくりした」と言う私。
するとタクがゲームの手を止めて、黙ってスリッパを拾い上げてその子の足元に揃えて置いた。
はい。親子共々、無言で知らんぷり。(帰り道さすがのタクも「ありがとうも言わないんだよ!頭に来たよ。スリッパ逆向きに置いてやれば良かった」と怒っていた。その時タクは何も言わなかったから、ちょっと大人に見えました。ごめんなさいの無い家にはありがとうも無いんだね。残念だ。)
そんなイライラを抱えたおかげで、タクも妙な緊張を感じずに診察室へ~♪
先生「お母さん、接種量が変わったの聞いてます?」
いや、誰に?知りません。
先生「ワクチンの効き目が悪いのは実は接種量が足りていないんじゃないか、って言われていてね。小児科学会で我々小児科医はずっと言って来たことなんですよ。」
えーと?なぜそんな言い訳?先生毎年「打ってもかかっちゃうことあるけど、軽く済みますからね」って言っていたじゃない。
私、先生のお話鵜呑みにしてみんなに言っちゃったわよ。量が足りなかったって…今さら。
先生「1回0、5ml。大人と同じ量を2回になりました。」
あ、ああそうですか。そりゃ効きそうですね。実際大人の2倍量接種。大人は接種1回だしね。
タク「え?2回やるの?」
え?何言っちゃってるの?毎年2回打ってるじゃん。去年も2回やっただろ?いい加減覚えようよ。ボケてんの?
タク「右と左?」
そうそう、毎年交互に打ってるじゃん。
タク「大人と同じ量?何だか痛そう~」
いや、痛みは一緒だから。
先生とっととやっちゃって下さい。
で、お注射。チクン。
タク「うにゃ!」
先生「((笑))なんだ、卵がつぶれるような声をだして…」
いや、先生、分かんない。卵がつぶれるような声って表現、よく分かんない。
分かんないことだらけでお注射終了。
先生「じゃあ、次は2週間空けて2回目ね。」
タク「今度は右手でしょ」と右手を差し出し目を閉じる。
先生「……」
私「……」
タク、早くやっちゃって…とばかりに右手を差し出してる。ここで初めてタクの誤解を知る。
今日2回じゃないよ。毎年の恒例行事、いい加減覚えようよ。卵つぶすのは2週間後!
タク「なーんだ、今日2回注射するのかと思った。」
帰り道、とりあえずタクを誉める。
頑張った、頑張った。
タク「え?泣かなかったから?ちょっと声は出ちゃったよ」
いや、泣いても良いんだよ。痛いんだからさ。動かず出来たところが偉かった。
卵をつぶした声?くらい、どうってことないよ。
そして、明日あたり、タクの注射の跡を「痛い?二の腕ポニョポニョ」って、お母さんは突っつく計画だ。
(`ー´)イヒヒ