我が家の男たちはジュースが大好き。1リットルジュースなんて、あっさり1日で飲みきるし、冷蔵庫にオレンジジュースか野菜ジュースをきらすこともまずないです。
乳酸菌飲料もどれだけビフィズス菌を補充すれば気がすむんだい!ってくらいガブガブ。
まあ、お世辞にも決して体に良いとはいえない。ジュースだけ飲んでいるならね。
いつだか、タクが青~い顔して帰ってきて、「お母さん、僕もうジュースは飲まない。ジュースはお砂糖がたくさん入っているんだって。飲み続けると将来糖尿病になっちゃうんだって…」と教えてくれた。
「食育」っていうの?
うん。まあ、間違いじゃないけど、極端なような?相当インパクトのある授業だったんだね。
「今日からお茶だけにする。」と、お~いお茶を飲んでいたけれど、最後はちょっと涙目になって「やっぱり、ジュースちょっと飲みたい…」と。禁断症状が出たみたい。
思えばタクは何でも食べる赤ん坊だった。それこそレバーペーストだってモリモリ。「葉っぱ~」と喜んで野菜だってバリバリ。
そんなタクを見て「タクちゃんは何でも食べて偉いねえ」とよく言われたけれど、そのたびに「そうかな?」と思っていた私。
成長するにつれ、好き嫌いも当然出てくる。
タクはピーマン・にんじん・ブロッコリーと緑黄色野菜が大好き。でも、グリンピースや枝豆とか豆が苦手。
「ニンジンとピーマンが好きだなんて偉いわぁ」といまだに言われることがある。なんで?
これ、チョコレートが大好き、って置き換えると偉いって言われないよね?
偉い、偉くないで食を語るから変なんだ。多分。
私が幼少のみぎり、幼稚園でひじきの煮付けが給食に登場。
私は今でこそひじきは大好物だけど、五歳当時はその見てくれがグロテスクに思えて食べることが出来なかった。
ひじきに手をつけない私を見て、先生が業を煮やし「給食を残してはいけない。デビ拓ちゃんはそれを食べるまで、終わりにしません。」とたいそう怒られた。
周りの子供達はお絵描きを始めたのに、私はひじきの皿とにらめっこすること一時間。
結局食べない私が勝利した。給食片付けなくちゃいけない時間が来たのかな?
私は重罪人のような扱いを受けたんだと思う。たった一皿のひじきが食べられなかっただけで。
学生の頃、妊婦さんの母親教室で「貧血を防ぐための鉄分補給の重要性」についての講義があった。
鉄分の王様のレバーが登場。
ところがレバーを見た瞬間、参加者のプレママたちの表情が曇る。たまたまなのか「レバーが食べられない」と言う人が多かった。
栄養士さんは笑いながら言った。「必要は分かるけど食べられない人が多いんですよ。そんな時は小松菜。小松菜もね、鉄分多いんですよ。これなら食べられる人多いでしょ?」
会場はふっと緊張のとけた雰囲気になった。
この人すごい!
学生の私は目からうろこがポロポロ落ちた。栄養素の必要性をふまえた上で、食材を置き換えれば良いんじゃないか、と今さらの理論に感動した。
で、30年ほど経過。
いまだに体に良い、悪いで食を語る教育。
食べられることを偉い、偉くないで語る風潮。
それよりサプリメントが相当進化したので、食べられない栄養素は飲めば良い、と変わってきた。確かに鼻つまんで呑み込むならサプリの方が楽チンだし。
なんか違うよなあ。
必要なものも、無駄なものも楽しんで食べたいなあ。
まあ、料理音痴の私が偉そうに語ることではありませんが。
タクは結局お茶も大好きだから、一杯目はジュース、二杯目からはお茶、と自分なりにルールを決めたらしい。
そうだね。まだタクが経験していない世の中の美味しいものはたくさんあるよ。
「苦味」を美味しいと受け入れるのも大人になってからなんだって。子供のうちは「苦味」は美味しくない味と認識するけど、成長とともに苦味を受け入れて、生ビールが美味しい夏がやってくるらしい。
生ビールが美味しくなる大人になる頃は、苦手な枝豆も美味しく食べられるかもね♪
今日のおミカン。
ペンギンの問題。ミカンに変身したベッカム。ま、雰囲気ですから。ごぺんなさい。
乳酸菌飲料もどれだけビフィズス菌を補充すれば気がすむんだい!ってくらいガブガブ。
まあ、お世辞にも決して体に良いとはいえない。ジュースだけ飲んでいるならね。
いつだか、タクが青~い顔して帰ってきて、「お母さん、僕もうジュースは飲まない。ジュースはお砂糖がたくさん入っているんだって。飲み続けると将来糖尿病になっちゃうんだって…」と教えてくれた。
「食育」っていうの?
うん。まあ、間違いじゃないけど、極端なような?相当インパクトのある授業だったんだね。
「今日からお茶だけにする。」と、お~いお茶を飲んでいたけれど、最後はちょっと涙目になって「やっぱり、ジュースちょっと飲みたい…」と。禁断症状が出たみたい。
思えばタクは何でも食べる赤ん坊だった。それこそレバーペーストだってモリモリ。「葉っぱ~」と喜んで野菜だってバリバリ。
そんなタクを見て「タクちゃんは何でも食べて偉いねえ」とよく言われたけれど、そのたびに「そうかな?」と思っていた私。
成長するにつれ、好き嫌いも当然出てくる。
タクはピーマン・にんじん・ブロッコリーと緑黄色野菜が大好き。でも、グリンピースや枝豆とか豆が苦手。
「ニンジンとピーマンが好きだなんて偉いわぁ」といまだに言われることがある。なんで?
これ、チョコレートが大好き、って置き換えると偉いって言われないよね?
偉い、偉くないで食を語るから変なんだ。多分。
私が幼少のみぎり、幼稚園でひじきの煮付けが給食に登場。
私は今でこそひじきは大好物だけど、五歳当時はその見てくれがグロテスクに思えて食べることが出来なかった。
ひじきに手をつけない私を見て、先生が業を煮やし「給食を残してはいけない。デビ拓ちゃんはそれを食べるまで、終わりにしません。」とたいそう怒られた。
周りの子供達はお絵描きを始めたのに、私はひじきの皿とにらめっこすること一時間。
結局食べない私が勝利した。給食片付けなくちゃいけない時間が来たのかな?
私は重罪人のような扱いを受けたんだと思う。たった一皿のひじきが食べられなかっただけで。
学生の頃、妊婦さんの母親教室で「貧血を防ぐための鉄分補給の重要性」についての講義があった。
鉄分の王様のレバーが登場。
ところがレバーを見た瞬間、参加者のプレママたちの表情が曇る。たまたまなのか「レバーが食べられない」と言う人が多かった。
栄養士さんは笑いながら言った。「必要は分かるけど食べられない人が多いんですよ。そんな時は小松菜。小松菜もね、鉄分多いんですよ。これなら食べられる人多いでしょ?」
会場はふっと緊張のとけた雰囲気になった。
この人すごい!
学生の私は目からうろこがポロポロ落ちた。栄養素の必要性をふまえた上で、食材を置き換えれば良いんじゃないか、と今さらの理論に感動した。
で、30年ほど経過。
いまだに体に良い、悪いで食を語る教育。
食べられることを偉い、偉くないで語る風潮。
それよりサプリメントが相当進化したので、食べられない栄養素は飲めば良い、と変わってきた。確かに鼻つまんで呑み込むならサプリの方が楽チンだし。
なんか違うよなあ。
必要なものも、無駄なものも楽しんで食べたいなあ。
まあ、料理音痴の私が偉そうに語ることではありませんが。
タクは結局お茶も大好きだから、一杯目はジュース、二杯目からはお茶、と自分なりにルールを決めたらしい。
そうだね。まだタクが経験していない世の中の美味しいものはたくさんあるよ。
「苦味」を美味しいと受け入れるのも大人になってからなんだって。子供のうちは「苦味」は美味しくない味と認識するけど、成長とともに苦味を受け入れて、生ビールが美味しい夏がやってくるらしい。
生ビールが美味しくなる大人になる頃は、苦手な枝豆も美味しく食べられるかもね♪
今日のおミカン。
ペンギンの問題。ミカンに変身したベッカム。ま、雰囲気ですから。ごぺんなさい。