夏休み2日目。タクのブーム「早登校」も夏休み。にひひ

学童の開所が8時30分なので、朝はタクと一緒に家を出て出勤することにしました。

保育園の頃は通園には自転車で5分、歩いても10分くらいの時間だったけど、歌いながら行ったり、他愛ない話をしながら歩く道のりが楽しかったもの。

小学校に上がってから、その道のりは徒歩3分なので、楽しむ間はないけれど、「行ってらっしゃい」と言う時は笑顔で手を振ろうと決めている私。

しかし、昨日はたまたま会った一年生親子にびびって終わりました。

一年生の息子ちゃんを筆頭に、3歳くらいの弟くんの手を引き、背中には1歳くらいのこれまた弟くんを背負ったお母さん。

我々親子の前をガミガミ怒りながら歩いてる。ガーンガーンガーンガーン

「早く来いって言ってんでしょー!むかっむかっむかっ」と漫画なら湯気どころか火山の噴火の勢い。

お母さんは下の子を連れてずんずん先に行く。怒られてる一年生くんはニコニコしながらモタモタ…。お母さんは振り向くことも立ち止まることもなく、怒声だけを響かせて先を行く。

運が悪いと言うか間が悪いと言うか、タクはその親子の間に並ぶ形で歩いてる。

次第に怒られてる一年生くんはニコニコしてるのに、無関係のタクはおしっこちびっちゃいそうな顔をしながら、後に続いて歩いていく。

そんな光景を門の外から見送りながら、私もモヤモヤした気分で出勤しました。

で、帰りのお迎え。
よほど縁があるのか、またそのお母さんと出くわした。

以前からお迎えで一緒になるけど、いつも建物の外に立ってイライラと携帯をいじってらっしゃる。

いつだかは、息子ちゃんの帰り支度に時間がかかるから、狭い入り口で待つよりは、外で携帯いじっていたほうが良いのかな、と思っていたけど、なかなか出てこない息子ちゃんにとうとう切れた。
あわててスタッフが介入。「お母さんが学校の方に用事で行かれた、と思って中で待っていたんですよ。」と説明すると、「学校なんか行ってませんよ!ずっと待っていたのにむかっむかっむかっ」と怒りもあらわ。

えーと?一度顔を見せたお母さんの姿が見えなくなって、学校の方に行っちゃったと思っただけだよね?

でも、ようやく出てきた息子ちゃんにお母さん、「なんでアンタはそうやって嘘ばかりつくの!!」と怒鳴りまくり。

いや、嘘じゃなく誤解ですよね?
それでも、息子ちゃんはニコニコ。

そして昨日は、出てきた息子ちゃんの顔に絆創膏が貼られてた。
「顔…どうしたんです?」と怒りの矛先はスタッフに向かう。「朝の集まりでトラブルがありまして…顔を引っ掛かれちゃったみたいなんですね、…」と説明が終わらないうちに「Yちゃんでしょう?」と相手の特定を始めた。「いや、誰がという特定は出来ないんですが…」うわぁ、もめてきた…、とここでそそくさとタクが抜け出すように出てきた。

タクは母も置き去りにしてズンズン家に向かう。ちょっとあせる置いていかないでよ。とあわてて追いかける。

「なんだかあのお母さん、いつも怒っているねえ」と言うと、「うん。あの子ね、ルームの子なんだよ。だからね、仕方ない部分もあるの。ちょっとイライラしちゃう時があるんだよ。」
ルームは特別支援学級のことらしい。

知的障害がある子供が、1日のうち何時間かを一緒に授業を受ける仕組み?

私が興味を持って聞かないのが悪いのか、これについての説明がないので仕組みはよく分からないけれど、「仕方ない部分もある」とお母さんの肩をもったタクに意外な感じを受けました。

そうだね。それでなくても3人の子育ては大変だもんね。ストレス溜め込むよりは良いのかも。何よりニコニコしてる息子ちゃんがお母さん大好きなのはわかるもんなあ。

で、タクがしみじみつぶやいた。
「うちはさぁ、ユルユルのヘラヘラ母さんで良かったよ┐('~`;)┌」。

ん?なめとんのか、こらー!怒られてヘラヘラしてるのはそっちでしょうがっ!

優しいお母様と言いなさい!!