隣の家の柴犬、さくらが死んだ。

13才だったそうだ。

亡くなる3日前のこと。

私は用があって訪ねると、やっとこさ立っているさくらがいました。

飼い主さんは「もう何日ももたないと思う」と。

私が呼ぶと少し体を動かすものの、やはり立ってるだけで精一杯の様。

さくらが死んだのを知ったのは今朝。

生きてるからにはいつか死ぬ。

そう思いながら書類を届けに訪ねると、寂しくても気丈にふるまう飼い主さん。

ふと今までさくらがいた犬小屋を見ると、水の器に大きくて美しいしゃくやくが2輪浮いてました。

さくらを思う心。

しゃくやくがすべてを物語っているかのようでした。

私は涙がこらえられませんでした。

飼い主さんの目にも涙。

涙がこぼれる前においとましました。