私の不注意から NetBSD のシステムを壊してしまった。必要なものだけ sftp で退避して新しく出たばかりの 10.0 を新たに Vmware に入れました。

 

インストールは普通にISOファイルを使ってインストーラの指示に従って入れます。インストール後が問題。この時点でインターネット接続が出来ていることが前提になります。ついでに言えばインストール時点でsshを動かしておくこと。

 

確実に接続出来ているか DNS の設定なども確認しておかなければ前へ進めなくなります。まずは、pkgin をインストールしてバイナリパッケージをインストール出来なければ悲惨なことに。大体の人には full install が適切だと思うのでそれも留意して下さい。

 

インストールが終了すると、まずは root でログインして、.profile を編集してください。一ヶ所コメントアウトします。

 

# Uncomment the following line(s) to install binary packages
# from cdn.NetBSD.org via pkg_add.  (See also pkg_install.conf)
export PKG_PATH="https://cdn.NetBSD.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/$(una
me -p)/$(uname -r|cut -f '1 2' -d.|cut -f 1 -d_)/All"

パッケージの在り処を反映。これをしてから再ログインして、# pkg_add pkgin としてともかく pkgin を入れてください。無事入ったら、順次パッケージを入れながらシステムを構築していってください。

 

ま、私的メモなので私の手順は省きます。私は、デスクトップに Lxqt を使いました。一般的には xfce4 が無難です。公式ガイドにも記述がありますし。NetBSDに手を出す初心者もいないでしょうからお好みで。

 

とりあえず、私の場合ですが shell を入れ直しましした。pkgin in tcsh としてインストール後、

# chsh -s tcsh user_name
とします。また、gnu ls が使いたかったので

# pkgin in gnuls

として .cshrc を以下のようにしています。

 

---

alias h         history -n 100
alias j         jobs -l
alias ls        gls -aF --color
alias lf        gls -FA --color
alias ll        gls -lAF --color
alias MU        mount_msdos -m 0644 -M 0755 -l -U /dev/sd1e /mnt
alias UM        umount /mnt
---

 

MU , UM は、このようにしておけば日本語があってもUSBスティックが無事に使えます。

 

さて NetBSD 10.0 + X はとんでもない爆弾を抱えています。

マウスがまともに動かない。おぃ!

 

/etc に、xorg.conf 必須です。そこに、

---

Section "ServerFlags"
        Option "AutoAddDevices" "False"
EndSection

---

先頭に書いてください。理由は検索すればすぐに出てきます。ここなど

 

 

私は、Vmwareなので open-vm-toolsを入れて、X のマウスドライバなどをVmware仕様にしています。これも割愛します。

 

日本語入力は fcitx5 + Anthy をパッケージ一発で入れて、fcitx5の設定からAnthyを選んで楽しました。おまじないは、

.xinitrc

---

LANG=ja_JP.UTF-8
XMODIFIERS="@im=fcitx5"
GTK_IM_MODULE="fcitx5"
QT_IM_MODULE="fcitx5"
export LANG
export XMODIFIERS GTK_IM_MODULE QT_IM_MODULE
exec startlxqt
---

としました。npf なんかも使っていますが、これは各人の固有設定ということで。

 

Libreoffice や VLC や GIMP なども入れました。Emacs も。

それでも大したスペースは使いません。sambaも入れています。ここらあたり、目的別ということで。ブログも今 NetBSDから書いています。

 

結果、

こんな具合です。

 

前の環境をアップデートしようとしてぶっつぶしたので、今回は用心深くメンテします。。

 

追記:lxqtから電源を落とせずに悩んだ。dbusを起動していなかったorz

 

# cp /usr/pkg/share/examples/rc.d/dbus /etc/rc.d
# echo dbus=YES >> /etc/rc.conf
# service dbus start

# reboot