ようやくUbuntuでDockerの運用が軌道に乗ったのでBlendOSをVmwareから消して紹介記事にあがっていたブラジル産 Manjaro Linux ベースのBiglinuxを試用してみた。

 

KDEベースのデスクトップだが、いくつかのバリエーションがあり Windows11やMac OSX風のものが用意されている。結構、綺麗で使い勝手も良く、日本語ローカライズもきっちりとしている。

 

紹介記事

 

 

本家

 

ちゃんと日本語で見れます。ポルトガル語いりません。

 

試用してみたところ、Vmwareとの相性も良く、日本語環境の構築も至極楽だった。私は、fcitx5 + mozc のパッケージを入れただけ。何も他にしなくても再起動するだけで簡単に動いてくれた。

 

open-vm-tools を入れれば、自動的に必要な他パッケージも入り、これまた再起動だけで必要な機能は自動設定される。

 

フォントは面倒臭いので、pacmanの正規表現機能を使って、

# pacman -S $(pacman -Ssq '^ttf-') --ignore ttf-jetbrains-mono-nerd --ignore nerd-fonts-jetbrains-mono --ignore noto-fonts-lite

 

と依存関係で弾かれるものを回避して一気に入れた。デスクトップは、Mac OSX風にしてみた。

 

 

何でも、20年前から始まったディストーションだそうだが地球の反対側にこんなプロジェクトが走っていたとは知らなかった。

 

試用してみれば判るが、遊び心もいっぱいながら実用のツボはきっちりと押さえている。但し、ブラジル産だから日本向けに使おうと思うと色々と手間はかかる。でも、それも楽しい。センスもラテンのノリでなかなかのもの。

 

情報は少ないが、基本 Manjaro Linux の流儀が通用するから詰まったらそちらで検索すればいい。

 

Nordvpn も AUR からになるが簡単に入った。MTU の設定も、私の場合 1454 にネットワークマネージャーで有線接続を設定し、IPv6を殺しておけば勝手に NordLynx 設定は 1374 になり、不便することがなかった。

 

綺麗なデスクトップを眺めつつ、楽しみながらしたいことが出来る。そんなディストリビューションだ。好みの分かれるところだから私は好きだとだけ。

 

ちなみに、ssh は最初からは入っていません。opensshを入れてポート指定が要ります。Firewall は gufw + ufw が最初から入っていたので、それを使っています。

 

samba などのネットワークツールも当然後入れ。別に他のディストリビューションと変わらず、パッケージで入れて設定し起動するだけです。

 

さて、実機にいれて使うとなると、今の所ペンディングです。Ubuntuほど長く丁寧なサポートがあるかどうか。ともあれ試用してみる価値はあります。ミラーもきっちり日本にありますし。

 

楽しんでください。

2024.4.14追記

emacs29 ですが、メニューバーのアイコンが消えているはずです。私は、アイコンだけあれば良いので(見栄えだけ)init.elに (setq tool-bar-style 'image) テキストも表示したければ (setq tool-bar-style 'both)を追加してください。