ようやく BlendOS V3 を少しはまともに使えるようになってきたのでメモ。まず、ISOファイルだが Gnome 版を使うのが最も安全だと思う。基本、ベースがArch Linuxだと言うこともある。
インストールは簡単で、ISOファイルからブートすればインストーラーが起動する。GUI で解りやすいから普段 Linux な人は問題にならないだろう。
例外は、BlendOS固有のコンテナの生成ぐらいだが、これも基本的なことはGUIで済んでしまうのであっけない。
コンテナ名をつけて、ディストリビューションを選び生成するだけ。私の場合は、Arch Linux , Ubuntu を生成してある。
一度生成すれば、例えばコンテナ名が Ubuntu -> ub の場合、$sudo apt.ub install nkf などとインストールし、使う時は $ nkf.ub -w hoge_sjis.txt > hoge_ut8.txt などと「.ub」コンテナ名をコマンドの後ろにつけて実行する。
GUI なアプリも同様。Arch Linux のコンテナからは $ vlc.ar といった具合だ。実に簡単。コンテナを通過してのファイルのやりとりなども簡単。
そもそもが、podmanベースなので、
ホストからコンテナへ
$ podman cp k.mp3 ar:/home/kyo
コンテナからホストへ
$podman cp ar:/home/kyo/.emacs.d/init.el ~/
とコマンド一発で済む。
同期しているから無駄...
簡単なコマンド例を纏めてくれている
あたりから始めると吉だと。
また、大抵のGUIアプリはGnomeにも登録されるので、起動はランチャーからすれば良い。ここいらスマートなものだ。
但し、BlendOS は最低限必要なものしか入っていないし日本語環境を入れる必要もある。その時は、$sudo system install fcitx5-im fcitx5-mozc のようにして入れる。もし、既存ファイルが存在してエラーになれば、そのファイルを消して再インストールする。
後は、Gnomeの作法に従って、IM環境を整備したりするのはArch Linux 一般と変わらない。(日本語IMなどはコンテナ利用では構築できない)まあ、ベースのシステムもblendosというコンテナと考えれば良い。
色々と応用が考えられるが、やはり本来開発者のためのOSなのだと思う。まあ、より便利に高度な使い方を簡単に出来るように発展してくれれば助かるだろうな。そういう意味では楽しみだ。現在 V4 がアルファなのでまだまだ先の話しだが。
ターミナルから $ gedit.ar で編集作業をしてみた。特に問題はない。日本語編集もきちんと出来る。
gimp で画像編集を別コンテナにインストールして実行。
VLCで動画再生も別コンテナから。(というより、BlendOSにはインストールできない)
総じて、スマートにコンテナ利用ができることは素晴らしい。