原作ファンは複雑です | その名は○○ with T

原作ファンは複雑です

まだ2話しか放送してないのにあんまり批判するのもあれなんで
とりあえず今回の記事で一旦保留にしますけど

先日から続くQ.E.D.ドラマの一件から感じたこと、まとめ。



有名な脚本家だから良いとは限らない。



誤解の無いよう言っておきますが
名ばかりでもはや才能は枯渇しているとか、そういう事じゃないです。
未見ですが好評を博した朝ドラの脚本家さんとのことでしたので実力は申し分ないかと思われます。

そっちじゃなくて、今回言いたいのは
世間的に認められていることが、必ずしもプラスには働かないんじゃないかってこと。

新しくドラマが始まる際、自分は結構脚本家とかも考慮しながら視聴する作品を選ぶんですが
こと原作付きに関しては考えを改めなければならないかなと。


多くの場合、ファンは原作を忠実に再現してくれれば他にはなにもいらないって思ってます。
が、制作サイドとしてはそう単純な話でもないんでしょう。
特に有名な脚本家さんとかだとなおさら。

原作通りの展開、一文字も変わらないセリフなら、ぶっちゃけ別の脚本家でもできる訳で。
それでは自分がやる意味がない。
脚本家として仕事をしていく上では+αとして自分の作品でもあることをアピールしなくてはならない。

悪いことではないです。自分の仕事に誇りを持っていれば当然のことでしょう。

ただ、出来上がった作品は必ずしもファンが思い描いたものとは一致しないんじゃないかって
そういうことだと思います。

例えば2話では可奈と、彼女を一人で育ててきた父親との関係を描いていましたが
原作ファンにとっては正直凄くどうでもいい話。
だって原作では可奈の母親は死んでないんですから。

ただでさえ限られた時間と話数しかとれないテレビドラマという形態です。
もっと他に描いて欲しい部分はいくらでもある訳ですから
ムリヤリオリジナル展開&テーマを差し込まないでよって思ってしまいます。


『脚本家としての味を出しつつも原作ファンをうならせる』
それが理想なんでしょうけど、その落としどころを探るのは相当難しいんだろうなぁ…。


個人的には『オレはもともと原作ファンだ!』って脚本家さんに担当してもらいたかった。
探せばどっかにいるでしょ、多分。
脚本家としては駆け出しでもいいから
原作の雰囲気を完全再現してやるぜって熱意のある方に。
その為には自分の持ち味を殺してもいいって人に。



とか


いろいろ飛躍しながら語りましたがぶっちゃけ脚本家のせいだけじゃないしなぁ…。

プロデューサー、演出家、音響や美術監督、役者さんも含めいろんな人達が関わってできるのがテレビドラマ。
世界観からキャラ、ストーリーまで一人で創造できる漫画とは根本的に別物だって考えて見るべきなんだろうなぁ…。

実際原作未見って人は結構評判良いみたいだし。

何にせよ、視聴は続けるつもりですので最終的な評価はまたその後に。


あ、新刊は面白かった!
ここ数年のQ.E.D.では一番良かったかも。C.M.B.も余韻の残る話だったし。

ドラマ面白かったって人も普通だったって人も微妙だったって人も

原作、買いましょうZE☆