僕はそれが好き
君はそれが好き
僕のスキと君の好きは全然ちがう

僕はあれがしたい
君はあれがしたい
僕のシタイと君のしたいは全然ちがう



クチナシの甘い香りが
蒸し暑い午後に
ひとときの安らぎを



僕はそれが欲しい
君はそれが欲しい
僕のホシイと君の欲しいは全然ちがう

僕はあれが見たい
君はあれが見たい
僕のミタイと君の見たいは全然ちがう



頬をつたう
薄暗い夜明け前が
蓮の花のように






「自由」と「平等」
口を揃えて皆は言う
ホントはそんなに大した事じゃなかったんだ
ホントはそんなの

君の変わり果てた姿
両手には手錠をかけられ
それでも君は「自由」だ と
君の変わり果てた姿
両足には足枷をしていて
それでも君は「平等」だ と
思想の地図を右手に持ち
ほら、ここが「自由」への道だと
棘だらけの道を歩いていく



茨の道を抜けたあと
君はこう言うのさ

「あの時僕は今より年老いていて、
今の僕はあの時よりもずっと若いんだ」

























僕はそれが好き
君はそれが好き
僕のスキと君の好きは全然ちがうんだ