男が立っている
黒いスーツを着ている
顔は白く目の回りは黒く
表情はない

男は立っている
色が消える
白と黒の世界だ
それは映画のワンシーン
いつかどこかで見た景色が
そこには広がっている




I FALL


THE DAMNED





古いホテルのロビー
エレベーターに乗る
ボタンを押す 『6』だ
表情は変わらない

ゆっくりと歩きだす
小さな部屋の前で立ち止まる
1回、2回
3回ドアを叩く
冷たい目をしている

俺は気づく
ノックする音に
男の気配に
ドアを開ける
男が立っている
黒いスーツの
白塗りの顔の
男が
クールな目つきの




あぁ堕ちてゆく




どくどくと血が
血を流す
俺は夢の中
まだ
夢を見ている
惨めだろ、なあ
笑えよ、ほら
笑ってみろよ

冷めた目つきで見るんじゃねえ



あぁ堕ちてゆく
堕ちろ、堕ちろ、堕ちろ
堕ちるんだ、俺
















キミも一緒にくるかい?