66回目の終戦記念日がやってきました。

私はプロでもない、一介のモノカキモドキに過ぎません。

それでも、今までに特攻隊や東京大空襲といった、戦争を題材にした創作小説を書いてきました。


それは何故か。


……その哀しい記憶を、夢半ばにして散っていった人たちのことを、誰かが語り継いでいかなければいけないと思っているから。


戦争を体験された方たちの高齢化は進む一方です。


遠い昔の出来事だと、なかったものにしてしまうのは簡単です。

だけど、大切な家族を守ろうと命を捧げた人たちのおかげで、私たちは今ここに生きていられるのです。


知らないことを、知らないままにはしておきたくない。

日本人として。

今、この時だからこそ。

自分が日本人であることを誇れるように。


そして、誰かの『気づき』や『きっかけ』になってくれれば。

おこがましいのはわかってますが、そういう思いを持って、私は小説を書いています。

そして、戦争を題材にした創作小説を書き続けることを、自分への生涯の課題としていくつもりです。