蝉が鳴き始めました。


台風が去っても空はよどんでいて、湿った土の匂い、夏の香りが立ち込めています。



僕には人間のことがよく分からないけれど、もしかしたら、人間は誰しもが寂しさを内包しながら生活しているのではないかと思うのです。

恋も趣味も物語も、寂しい気持ちの紛らわしに過ぎないのではないかと。

それは少し怖いことです。
僕は、感情による支配から逃れられずにいます。



人間の理性など薄弱なもので、だからこそ僕たちは理性的であろうと努めているのかもしれません。

台風が近づくとそわそわ浮足立ってしまうのは、僕の内側に眠る童心のせいなのでしょうか。



一日の中のルーチンワークや、やらねばならないタスクをやり遂げることができると、自分の身体や思考を自分でコントロールできている安心感を得られる感じがします。

それは当たり前のことではあるのだけれども、けれども何らかの不調で自分自身を制御できなくなることはとても怖いし面倒なことなのです。

100パーセントの混じりけのない、かわいさ、愛情、美しさ、切なさ、儚さは・・・物語の中、幻想の内にしか存在しえないように思います。



自らの心の底に追いやっていた想像力を創造力にして、僕は何か生み出せるのだろうか。



いや、そんな大層なことはしなくてもいい。

フィクションを楽しむことができるのは、才能なのかもしれないと考えただけのことです。

急を要する事態があり、日曜ながら病院に行ってまいりました。

診察代が高額です・・・僕の体のことで、いろんな方々に何かと申しわけない。


処方薬局はどこも閉まっているので、明日の朝一に出かけてきたいと思います。時間に融通がきく身分で良かったです。