親父コッポラ監督の『地獄の黙示録』を観た。
1979年に制作された...言わずと知れたベトナム戦争を題材にした超名作...。
公開当時中学生だった僕には...あまりにも刺激が強い映画で...
茫然としながら映画館を出た記憶が残っていましたが...
今回観たモノは...未公開シーン役50分を加えた“特別完全版”というワケで...
約4時間......頭のてっぺんから爪先まで...観るほうも、更なる地獄へ放り込まれる、凄まじさ倍増映画でした(笑)
ストーリーは至って単純。
狂気に陥り...
カンボジアの奥地で独立王国を作り上げた...
元グリーンベレーの超エリート、カーツ大佐(マーロン・ブランド)暗殺命令を受けた、ウィラード大尉(マーティン・シーン)が巡る...
地獄旅行...(笑)
これだけの映画(笑)
なんだけど...
“そこ”に辿り着くまで(辿り着いた後も)に遭遇する、様々な狂気...
映画はその狂気(戦争)を...否定も肯定もせず...ただありのままの姿として、美しい映像で映し出していくの。
カーツ大佐をはじめ...多くの人々を、恐怖と狂気に落とし込んだ、ベトナムのジャングル...
そのジャングルの美しいこと
そして...『地獄の黙示録』といえば...このシーン
ワグナーの『ワルキューレの騎行』を大音量で流しながら...
“サーフィンをする為”に...9機のヘリで、海岸線の村を空爆する...キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)
朝陽を背に...海面すれすれを、這うように飛ぶヘリの群れの...言いようのない美しさ
理解不能の理不尽さに満ちながらも...強烈なカリスマを持ったキルゴア中佐...
このシーンこそ...僕が“悪役好き”になったキッカケだわよ(笑)
とはいっても...キルゴア中佐の行いも...善なのか(戦争中)...悪なのか...明確には示されないのが...この映画の混乱(混沌)の根であり...
最大の魅力なのかも。
“哲学的”とか“難解”って言われる映画だけど...
ベトナム戦争を描きながらも...嘘臭い“反戦”や“平和”をテーマにしてない...
とびっきり美しい映画
ホント...良くも悪くも...こんな凄まじい映画は...
CG全盛の今となっては...2度と作れないだろ~ね
“I love the smell of napalm in the morning”...
愛するキルゴア中佐の...
美し過ぎる名セリフだわぁ~(笑)
そんな“愛するナパーム”の、猛烈な爆風のせいで...
潮の流れが変わり...波が崩れ...サーフィンが出来なくなり、キレまくるキルゴア中佐...
最高過ぎるぜ
(笑)
