怖い話 | Alliance of Valiant Arms

Alliance of Valiant Arms

Alliance of Valiant Arms(アライアンス・オブ・ヴァリアント・アームズ)の公式サイト。通称”AVA”と呼ばれる FPS(一人称視点シューティング)の基本プレイ無料オンラインゲーム、ハイクオリティーな映像が魅力です。

先日、平日に嫁と岐阜県奥飛騨の温泉に1泊旅行に行ったときの話です。

ご存知かと思いますが、平日は格安プランが沢山あります。
その中でも、かなり安いプランを見つけ行ってきました。

旅館の外見は、温泉街らしく古い日本家屋でした。

貸切露天風呂もあり、部屋も綺麗だった為決めました。

宿泊客は私達だけで、一番奥の角部屋に泊まりました。

静かで食事も美味しく、貸切露天風呂も入りたい放題で嫁は満足そうでした。

私は知らない所に行くと探検したくなる質で、嫁が長風呂中に旅館内を歩きまわりました。

紙に書けると説明しやすいのですが、外の外見と中の間取りに違和感を感じました。

外から見ると、窓の数から私達の部屋の階(2階建)には、もう1部屋在るはずなんです。
しかし、廊下に出て部屋数を数えると窓は1つ少ない。

部屋の反対側は行き止まりでL字で階段になっています。

まだ夕方でしたので、外に出て裏庭のような草むらをかき分け、建物沿いに歩いてみました。

すると、建物の真裏に使われていない露天風呂のような場所が在りました。

そして、その真上に露天の屋根のような感じに部屋が在りました。

遠くからは、1階部分が木に隠れているため、2階が飛び出しているのが見えないのです。
辺りが暗くなってきたため、これ以上は諦めて部屋に戻りました。

やはり気になるので、謎の部屋に近い部屋の窓から身を乗り出し、中を見ようと試みました。
全ては見えないのですが、窓には破れまくった障子がついています。

中は暗く見えません。

その時、破れた障子の隙間から何か視線のようなものを感じ、寒気に襲われました。

直感的に『ヤバいっ!』と感じ部屋に戻りました。

その日の夜、私達夫婦は2人とも金縛りにあいました。

私は寝苦しくて目を開けたら体が動かず、1人の女性と子供が2人、私を見下ろすように座っていました。
不思議と怖さは無かったです。
なぜか、悲しそうな顔が印象的でした。

しかし、嫁のほうは怖かったみたいです。
朝になって嫁に聞いたのですが…

嫁は寝ていると胸の辺りが痛くなってきて目が覚めたそうです。

目を開けると、髪がボサボサの老婆にまたがられ、包丁のようなものを振り下ろすところだったそうです。

逃げようとしたら体が金縛りで動かず…嫁は体が動くようになるまで何回も老婆に刺されたそうです。

刺される痛さは無かったのですが、想像すると、かなりの恐怖だと思います。

翌朝、私達は朝食も取らずに、朝一番で旅館を後にしました。

帰りの車の中で、嫁に聞いたことは…

私が探検しているときに風呂場で誰かに見られてる気がしていたそうです。

女性風呂では、先客の老婆が湯船で背を向け入っていたと…

しかし、今になって考えると、旅館の人は客と同じ風呂に同じ時間に入るとは考えられないし…

何より脱衣所には自分の浴衣以外は無かったと…

あれは何だったのかはわかりません。
しかし、これからは格安プランには用心しようと思います。