今秋始まった「ひぐらしのく頃に
どうやらアニメオリジナルストーリー、かつ本編(前シリーズ)を理解していないとついていくことが難しそうな内容でした。

基本的に、ゲームでもアニメ、漫画や小説でも読んでいただくのが1番だとは思いますが、如何せん長編になるため
アニメ最新話までに予習をしたい!昔のこと過ぎて覚えてない!的な人向けにネタバレありでざっくりと書いていきたいと思います。

ゲームの外伝については今回触れていません。

ネタバレあるからね!!!!


重要用語

雛見沢村
人口2千人に満たない寒村。白川郷が舞台になっている。
毎年6月の日曜日に綿流しと呼ばれるお祭りがある。

住民の結束力が高く、いささか排他的なところもある(年齢が上になるほど傾向は強くなる)。

雛見沢症候群
雛見沢に関わる人間が感染している風土病。
原因は寄生虫による感染症で、女王感染者という上位感染者(梨花)の影響を受ける。
患うと羽入の存在を感知する場合がある。

発症条件
 ①精神的な不安や強いストレスを抱えている状況
 ②雛見沢(梨花)から離れた状況
上記で必ず発症するわけではない。特に②はめったに発症しない。

名目上レベル1~5に分類されている。
L1:作中で言及なし。ただの感染者?
L2:緊急マニュアル34の処分対象(雛見沢村の住民
L3-:昭和58年の時点でL5の状態から回復できる限界点。定期的な治療が必要となるが日常生活への影響はほぼない(昭和58年の沙都子
L3+:軽微な幻覚、幻聴。他人に疑心暗鬼が進行してくる。
L4:幻覚、幻聴。異常行動をとるようになり、極度の疑心暗鬼と人間不信になる。(祟殺しの圭一と沙都子
L5-:個人差はあるが危機妄想を発症。リンパ腺周辺に痒みを感じる。(昭和57年と罪滅しのレナ、目明しと祭囃しの鷹野
L5+:幻覚・幻聴共に末期症状。危機意識も最大限まで高まり、周囲の人間が自身を殺そうとしている妄想に陥り、防衛本能により周囲へ無差別な攻撃を行うことがある。錯乱状態になり、記憶の混乱。(鬼隠しの圭一、綿流し・目明しの詩音、昭和55年沙都子、昭和57年悟史、祭囃し以外の富竹

緊急マニュアル34(終末作戦)
女王感染者が死亡した場合、感染者全員が末期症状を発症させると推測されており、女王感染者死亡の際はレベル2以上の感染者を抹殺することになっている。
基本的に、綿流し・目明し、祭囃し編以外で実行されている。

鬼ヶ淵村
雛見沢村の旧称。人食い鬼が現れた沼というのが鬼ヶ淵沼。鬼の世界と沼を通して繋がっていたとされる。そのことから「鬼の血」が流れていると言われることがある。

興宮
雛見沢村の隣の町。電車も通っている。興宮署がある。
雛見沢ファイターズが活動しているのも興宮。
雛見沢に行くには昔はバスがあったが、昭和58年の時点では自家用車か自転車が交通手段。

ダム戦争
昭和50年代から始まった雛見沢村にダムを建設する計画に反対するため起きた住民運動。激化したのは昭和53年。
反対運動が激化していくにあたり、工事現場に不法投棄(村人の自演)が行われるようになり、今のゴミ山になった。

雛見沢村連続怪死事件(通称︰オヤシロさまの祟り
昭和54年から毎年綿流しの晩に、「一人がんで、一人がえる」ようになった。事件は個々に解決しているものもあるが、連続事件として取り上げられることが多い。

被害者一覧と黒幕一覧
昭和54年(1年目)バラバラ殺人事件
死:おやっさん(ダム現場監督
消:犯人の一人
黒:犯人の一人を拉致したのは山狗

昭和55年(2年目)夫婦転落事故
死:沙都子父
消:沙都子母
黒:おそらく雛見沢症候群を発症した沙都子

昭和56年(3年目)
死:梨花父(神主)
消:梨花母
黒:鷹野・山狗により毒殺。母は自殺に見立て人体実験

昭和57年(4年目)
死:沙都子叔母
消:悟史
黒:悟史の犯行だが、症候群発症により入江に保護される

昭和58年(5年目)
死:富竹
消:鷹野
黒:鷹野による故意的な事件。鷹野は後に焼死体として発見されるが偽物

雛見沢症候群が原因で起きた事件、かつ途中から意図的にその日を狙って犯行を起こす意志が加わる。全て入江機関から説明がつく。

入江機関(通称︰入江診療所)
雛見沢にある唯一の医療機関だが、本当の姿は「東京」という組織の元運営される「雛見沢症候群を研究するため」の組織。
研究を邪魔する存在を消す(殺す)ことも容認されており、暗部的な行動をするのが「山狗」

山狗
作中では戦闘シーンが目立つが機密保持部隊。自衛隊所属。
普段は小此木造園という会社として市民の中に溶け込んでいる。
隊長は小此木。

東京
旧七帝大卒業者たちによる同窓会組織で、日本政界を裏から牛耳るシャドーガバメントの一つ。簡単に言うと本作の黒幕の一部。
中には鷹野たちに相反する派閥もあり、祭囃し編で富竹が救援を頼むのはそちら。

カケラ
所謂、「鬼隠し編」「綿流し編」という一つ一つの「世界」、またその世界での出来事を指す。

ルールXYZ
ルールX
「症候群発症に伴い、疑心暗鬼に取り憑かれ、凶行に誘われる」
どの世界線でも発生するが適応者はランダム。

ルールY
「何者かによる富竹ジロウ、鷹野三四の死」
「大石・鷹野の発症者への干渉」
「何者かによる古手梨花の死」
「雛見沢大災害」

何者かの強い意志によって確実に発生。上記2つは確実にルールXを発生させる。
綿流し・目明し編では、詩音の意思が何者かの強い意志を上回るため「雛見沢大災害」は発生しない。

ルールZ
「園崎家のブラフ」
「祟りシステム」

村の因習で、最も根深い問題。上記ルールを誘発する。


重要キャラクター

◆部活メンバー

古手梨花
古手家最後の一人。小学6年生くらい。物語の真の主人公であり、羽入と共に何度も「世界」を繰り返してきた自称「100年の魔女」。雛見沢症候群の女王感染者。
昭和58年6月に何者かにされる運命にあるが、死ぬ直前の記憶は継承されずに次の世界を繰り返している。

羽入
皆殺し編から姿が描かれる。角を持つ少女。正体は「オヤシロさま」である。
梨花と共に長い時間ループを繰り返している。その存在は梨花にしか見えず聞こえずだが、雛見沢症候群を発症すると感知できるのともある。
梨花がループをするのも彼女の力である。
登場当初は傍観者としての立ち位置を貫き(梨花以外に干渉できない諦めもある)、皆殺し編でレナに叱咤されて祭囃し編から梨花の親戚として盤上に上がる。

前原圭一
昭和58年5月に東京から引っ越してきた中学2年生。東京にいる際は特進クラスに所属する秀才であったが極度のストレス状態により、モデルガンによる連続襲撃事件を起こす。
基本仲間思いで行動力のある少年だが、若干お調子者なところがある。口が回ることから「口先の魔術師」の異名がある。女心には鈍感で、綿流し・目明し編でひどく魅音を傷つけることが惨劇の引き金となった。

竜宮レナ
本名は礼奈。圭一と同い年。部活メンバーの中で一番精神的に大人である。普段見せるほわぁとした雰囲気や「かぁいいモード」は基本的に幸せを取り繕う演技である。
小学校に上がるまでは雛見沢に住んでおり、その後デザイナーの母の仕事で茨城へ引っ越す。茨城では母の浮気、離婚騒動で自律神経失調症と診断され、暴行事件も起こしている。彼女はその時の出来事を「オヤシロ様の祟り」と認識しているが、雛見沢症候群を発症していた。
基本的に冷静で仲間思い、怒ると超絶怖い。賢く理屈で行動するため、罪滅し編のように症候群を発症させると強敵となる。

園崎魅音
園崎家次期当主。圭一の1個上だが成績は良くない。部活メンバーで唯一症候群を発症しない。
基本的にノリがよく明るいが、打たれ弱いところがあり、自身のテンションが二乗で効いてくるタイプ。普段は自身を「おじさん」と言ったり、女の子らしいふるまいが少ないが女の子扱いもしてほしいお年頃。
空気が読めないことも多く、無神経な言動によって惨劇を引き起こすことも多い。
実はオリジナル詩音で、当主の刺青を入れる時に入れ替わっていたことにより、以後魅音として生きるようになる。詩音には当主の件や悟史の件で負い目がある模様。

園崎詩音
魅音の双子の妹。上記魅音の項で書いているようにオリジナル魅音で、当主の刺青を入れる際に入れ替わってあげたため詩音として生きることになった。魅音とは「右手と左手の関係」と言い、関係性は目明し編の前後で印象が変わる。
一見おしとやかで女の子らしいが、とてもしたたかな性格をしており魅音よりも常に一枚上手。本質的に姉御気質で我が強い。なまじ自分が万能タイプと自覚しているせいか、独善的な思考に陥ることがしばしばある。
缶詰が苦手。悟史に恋心を抱いており、沙都子に対しては目明し編の前後で対応が大きく異なる。
銃器を扱える。

北条沙都子
梨花と同じ年。悟史の妹。お嬢様言葉で喋るが間違いが多い。歳相応に生意気。運動神経がとてもいい。トラップ使いの名人で作中のいたるところで自信作を披露している。
母親が再婚を繰り返しており、昔は大人に心を開かず悟史に頼りっぱなしだった。昭和55年の時点で症候群L5を発症しており、昭和58年現在も日に2本の注射が必要。

北条悟史
沙都子の兄で、魅音・詩音と同い年。妹とは正反対な性格をしており基本的に文系。困るとすぐ「むぅ……」と言って黙ってしまう。監督の誘いで野球を始め、大事な場面では打てない三割バッターとなる。
昭和57年に症候群を発症、叔母を殺害し失踪。末期症状を迎えた際に監督が同席していたため、そのまま入江機関で保護され昭和58年現在も秘匿入院中。
詩音の想いには気づいていない。

◆入江診療所

入江京介
表向きは診療所の所長。雛見沢ファイターズの監督を務めており、子供たちからは「監督」と呼ばれることが多い。
東京」から派遣された雛見沢症候群を研究する名目上の最高責任者。
性格が豹変し母親にDVを繰り返した末に死んだ父親の影響で精神外科医を選んだ過去がある(医者になったのは収入がいいから)。
医者らしく探求心もそれなりにあるが、非人道的な行為を躊躇う。基本的には良い人。ただし、保守的な性格が災いをもたらすことも多々ある。

鷹野三四
名目上、物語の黒幕で梨花が越えなければならない存在。亡き祖父の意思を継ぐために雛見沢症候群を研究し、入江機関設立までこぎつけたが、最終的に後ろ盾が亡くなり、研究自体がなかったものとして扱われるのを恐れ、終末作戦実行に向けて動き出してしまう
幼少期に両親を失い、虐待(拷問レベル)が横行する施設に引き取られる。脱走後一度は連れ戻されるが、その後高野一二三に引き取られ祖父として慕う。本名は田無美代子。祖父の意思を継ぐ形で「三四」と改名、苗字はタカノの音を残したまま研究に影響が出ないよう「鷹野」に改名した。
初めは富竹のことを利用できるくらいに思っていたが、最終的には心を許せる相手となった。

富竹ジロウ
「僕は富竹、フリーのカメラマンさ」と言うが、実際は「東京」の連絡員で監査役。毎度オヤシロ様の祟り5年目の被害者になるが、これは鷹野によって症候群を発症する薬を打たれているため。
温厚で頼りなさそうなおじさんであるが、実は元自衛隊の不正規戦部隊の射撃教官。怪我で前線は退いているが、腕は確かである。
祭囃し編において、鷹野を救う救世主になる。

小此木
山狗の隊長。目的のためなら手段を選ばない残忍冷酷な性格ではあるが、認めた相手には敬意を払う。
昭和53年に大臣の孫をさらった張本人。

◆警察関係

大石蔵人
雛見沢連続怪死事件を追う興宮の刑事。彼が接触する人物は鬼隠しに会うことから「オヤシロ様の使い」と呼ばれている。オヤシロ様の祟り1年目の被害者を父親のように慕っていた。
彼は接触するタイミングにより印象がかなり変わる人物として描かれており、5年目の祟りが起こるより前に接触をとると心強い味方となるが、祟りの後に接触となると惨劇の引き金の一つとなる。
園崎家が連続怪死事件の黒幕と思い込んでいるため、園崎家とは相性が悪いが昭和57年は詩音とよく情報交換をしていた。

赤坂衛
警視庁公安部に所属する刑事。階級は警部。
昭和53年(暇潰し編)で雛見沢を訪れ、梨花の警告を聞かないことにより妻の雪絵の死を迎える。梨花の警告を聞き、雪絵に連絡をとるとこれは起きなくなる。また、梨花の話を最後まで聞かないと彼は梨花を助ける行動をとらなくなってしまう(梨花の警告・懇願を最後まで聞き、雪絵に連絡を取ると祭囃し編の行動をとる)。

◆御三家

園崎お魎
園崎家現当主。孫である双子の妹詩音、北条家の沙都子や余所者には厳しく当たる。しかし、厳格な態度は園崎家の地位を守るためであり、物語後半では徐々に優しさが描かれるようになる。
市長にも顔がきく。

園崎茜
お魎の娘で魅音と詩音の母親。本来の名前は「」と書くが、駆け落ちをして勘当されたため鬼の字を入れない「茜」を名乗る。その際に当主の権利を剥奪されているため、孫の魅音が時期当主になる。
目明し編では詩音を庇う母としての姿が度々描かれている。

葛西辰吉
詩音のお目付け役兼お世話係みたいな人だが、昔は園崎組の一員として活躍していた。温厚な姿が描かれることが多いが、祭囃し編で彼の別の顔を見ることができる。
詩音を缶詰嫌いにした張本人。
昔、茜のことが好きだった?

公由喜一郎
雛見沢村の村長。温厚なおじいちゃんだがオヤシロさまへの信仰は高め。
冷遇されがちな詩音にもよくしてくれた優しい人。

古手母
梨花の母だが、タイムリープを繰り返す娘とはあまり上手くいっていない。ヒステリーなところがある。
鷹野の実験に渋々協力はするものの、結局騒ぎ立てようとして殺されてしまう。

古手父
古手神社の神主で梨花の父。婿養子ということもあり大人しい。ダム戦争時も落ち着いた・冷めた態度(入江機関よりダム計画がなくなる話を聞いていたこともあり)を取っていたため周りから日和見主義と陰口を叩かれる。
3年目の祟りで心臓発作を起こして亡くなる。直接的原因は不明だが、山狗による画策。

◆その他

北条鉄平
沙都子と悟史の叔父。昭和55年の事故以降、金に目がくらんで二人を引き取る。ろくでなし。妻(沙都子たちの叔母)が殺されてからは女の元へ転がり込む。
昭和58年、恋人のリナと美人局を企てレナの家を脅かす。リナが組のお金に手を出して殺されると、仕方なく金を求めて沙都子の元に帰り虐待を繰り返す。
梨花曰く、鉄平が帰ってくる確率はあまり高くないが帰ってきたら諦めるしかない。

間宮リナ
鉄平の恋人。本人は鉄平を利用しているだけ。ろくでなし。
罪滅し編ではレナの父親の財産を狙う。祟殺しと皆殺し編では園崎組の金に手を出して殺されている模様。

おやっさん
ダム現場の監督で昭和54年に殺されている。ダム戦争でのストレスで雛見沢症候群を発症させ、現場の部下に襲いかかる。そして雛見沢症候群を発症させた部下に殺される。
大石の父親的存在で、彼にとても影響を与えた人物である。

大高くん
警察のえりーと。肩書はあるが無能な面が描かれる。よく大石さんの邪魔をするが返り討ちにあう。
罪滅し編で選択肢を間違えると彼のせいでどっかーん。

野村さん
本当の黒幕。「東京」に所属する謎の女で本名は不明。
雛見沢症候群の研究が続けられなくなった鷹野へ近づき、弱っているところにつけ込み終末作戦を実行させようとする。


ストーリー

◆鬼隠し編
主要人物︰圭一、レナ、魅音
プレイヤー視点で始まりの物語。雛見沢という舞台を意識させるとともに恐怖を抱く場面が多い。
圭一視点の物語だが、圭一が東京へ帰ったことにより雛見沢症候群を発症。以後、レナや魅音が怪しく映り、最終的に二人を撲の上、自身の首をかきむしって
描かれないだけでこの世界でも終末作戦は実行されている。

◆綿流し編
主要人物︰圭一、魅音、詩音、レナ
詩音が初登場。ヒロインとして魅音が立つが、圭一に女の子扱いされなくて傷ついてしまう。
園崎家について悪く描かれる世界。圭一は詩音、鷹野と富竹の四人で祭具殿へ侵入。他の話と異なり、鷹野、富竹に続いて(お魎)、公由村長、梨花と沙都子も失踪する。詩音とは連絡をとっていたはずなのに、いつの間にか失踪。魅音が詩音を演じ、開かずの祭具殿に忍び込んだ人と彼らに関係したものを園崎家当主として制裁してきたのではと圭一、レナは考える。
最終的に圭一、魅音、詩音も魅音の凶行によって亡。部活メンバーで生き残るのはレナだけとなる。
なお、梨花が失踪したことにより終末作戦は実行されない

◆祟殺し編
主要人物︰圭一、沙都子、梨花
沙都子叔父鉄平が帰還し、沙都子が虐待にあう一番嫌な話。鉄平帰還前は、沙都子が圭一のことを兄のように慕い世話を焼く話が入る。悟史についても言及されるが、発症した圭一視点になるため印象は「妹を最終的に捨てた兄」になってしまう。
圭一は悟史を模倣し、綿流しの日に鉄平を害。しかし、鉄平をしたはずなのに沙都子は叔父が生きていると言い、圭一はいないはずの祭に参加していたことになっていた。入江監督が描かれる回でもあるが、圭一の神経を逆なでした挙句んでしまう。
圭一が呪った相手が死んでいく中、圭一と沙都子は腹を割かれた梨花を発見。雛見沢症候群を発症している者同士、最終的に圭一が沙都子に橋から突き落とされる。
奇跡的に生き延びた圭一が再び訪れた村は、有毒ガスにより村人全員が亡という悲劇に見舞われてしまう。終末作戦の実行である。

◆暇潰し編
主要人物︰赤坂、梨花、大石
舞台は昭和53年。赤坂が大臣の孫誘拐事件で雛見沢を訪れる。ダム戦争真っ只中で村に入るにも検閲がある。
梨花と出会った赤坂は「東京へ帰れ」と警告を受けるが真に受けず操作を続行。
誘拐された孫は雛見沢より奥地にある谷河内で発見され、犯人グループ(園崎関係と示唆されるが山狗)と交戦。孫は後に保護される。
赤坂は怪我で入江診療所に1日入院。
梨花から来年以降起こるオヤシロさまの祟りについて告げられる。
そして赤坂は最愛の妻・雪絵のを知る。

◆目明し編
主要人物︰詩音、魅音、悟史、圭一
昭和57年、詩音の脱走劇から始まる。綿流し編の解答にあたり似た構成になっているが同じ「世界」ではない。一貫して詩音が語り手
園崎家の意向で全寮制の学園に幽閉されていた詩音は、興宮へ戻り、魅音の協力の元彼女に成り代わりながらほそぼそと暮らしていく。魅音として生きる中で悟史に出会い恋をする詩音。自身の存在を偽りつつ悟史と幸せな時間を過ごすが、オヤシロさまの祟り4年目が起き、容疑をかけられた悟史を助けるために詩音は自らの存在を明かし園崎本家でケジメ(爪剥がし)を受ける。しかし、その努力も虚しく悟史は失踪した。
後半は昭和58年。魅音が圭一から人形をもらえず(女の子扱いされず)、それを詩音相談したことにより彼女の嫉妬心を焚き付け雛見沢症候群を活性化させることとなってしまう。
疑心暗鬼になった詩音は、園崎家当主お魎、悟史を悪く言った公由村長、危害を加えに来た梨花(症候群を抑えようと来た)、梨花を尋ねてきた悟史の妹である沙都子をる。(沙都子への拷問で、皆殺し編以降沙都子へ甘くなる。)
詩音は魅音として振る舞い、最終的に圭一とレナをも騙す。警察突入の前に入れ墨の入った魅音を殺害。以後詩音として被害者を演じる。
圭一を一度は見逃すものの、最終的に刺を試み、自身は足を滑らせてベランダから落下。
目明し編も部活メンバーで生き残るのはレナだけと思われる。終末作戦未実行

◆罪滅し編
主要人物︰レナ、圭一、梨花
鬼隠し編の解答となるが展開は異なる。レナが主人公となり、赤字システム(症候群発症具合にあわせて赤字になる)が採用。
レナの過去(両親の離婚、症候群発症)についても触れられる。また、梨花が意味深に行動を取る回(目明し編と意図は同じ)。
レナの父親が美人局にあい、首謀者である鉄平とリナを害。しかし部活メンバーにバレ、全員で隠蔽することとなるが埋めた先に近々工事が入ることを知った魅音が死体場所を移動し疑心暗鬼を煽る。
この章では圭一が鬼隠し編の記憶を断片的に思い出し、レナを疑心暗鬼から救うために奔走するが、最終的にレナは疑心暗鬼を更に悪化させ(鷹野のオカルトノートに理屈で信憑性を持たせたことが大きい)、雛見沢分校の生徒を人質に立てこもり事件を起こす。
レナが信じた鷹野のオカルトノート(一部雛見沢についての真相に触れているが大半がオカルトネタ)を初めは大石や圭一も信じていたため信じたふりをしてレナのすきをつこうとするが、レナが仕掛けた時限爆弾の期限が迫る。
決意を固めた梨花と沙都子の手助けもあり圭一は爆弾を解除。一騎打ちのすえ、圭一はレナの疑心暗鬼を解きレナは警察へ投降。その後終末作戦が実行されるため、レナ以外の部活メンバーは亡。

◆皆殺し編
主要人物︰羽入、梨花、沙都子、他部活メンバー
祟殺し編の解答にあたるため、今回も鉄平は帰ってきてしまう。
今回から羽入が登場し、梨花がいろんな「世界(カケラ)」を繰り返していることを明示される。あくまで羽入の立ち位置は傍観者。
また、詩音が度々雛見沢分校に訪れるようになり沙都子に世話を焼く。そんな沙都子が虐待にあった際は詩音が凶行に出ようとするが、圭一が止める。圭一も両親や周りに頼るようになり、児童相談所へ陳情にいくようになる。
北条家と村の確執は深く、圭一は綿流しの会合で村の役員、その後お魎を口説き落とすことに成功。
悟史がいなくなった責任を感じる沙都子を梨花が叱咤し、大石たちの協力もあって無事沙都子は救われる。
梨花は運命に抗うために鷹野、富竹へ忠告、大石への協力を求めるが惜しくも皆亡くなる。部活メンバーと共闘し、迫りくる魔の手から逃亡するが惨敗し全員亡。
黒幕が鷹野であることを確かめ、レナが羽入を叱咤し彼女へ勇気を与え幕は下りる。

◆祭囃し編
主要人物︰鷹野、梨花、羽入、他部活メンバー
黒幕鷹野(鷹野も意気消沈のところをつけこまれている)の過去として、両親の死や高野一二三との出会いや関係が描かれる。
ゲームではカケラ結びとして物語の法則性(圭一が引っ越してくる条件等)も語られる。
梨花にとって鷹野が黒幕になるが鷹野視点、鷹野を思う富竹視点も重要になる。
大石はオヤシロさまの祟りの真相を知り、園崎家との確執が少しだけ溶ける。赤坂は梨花の言葉を思い出し、彼女を救うために雛見沢へやってくる。富竹と入江も含め、大人四人に真相を話した梨花。部活メンバーの知恵も借り、終末作戦を逆手に取り梨花を48時間以上前に死んでいたことにし、混乱の中富竹に鷹野への対抗手段「番犬」を呼ぶ計画を立てる。
入江が襲撃された際に詩音と葛西が合流、その後梨花をおとりとした部活メンバーが裏山へ、詩音と大人メンバーは診療所へ。診療所には囚われた富竹と、治療中の悟史がいる。詩音一世一代の救出劇。悟史も救出されるが、L5症状が落ち着かないため起こすことは叶わなかった。
赤坂と救出された富竹は、番犬を呼ぶために興宮へ向かう(雛見沢の電話回線が止められているため)。
部活メンバーは山狗を裏山のトラップで追い詰め、隊長小此木を魅音が打ち取る。鷹野が魅音をそうとするも、羽入の「キセキ」により撃退。
番犬が到着し、実は野村に雇われていた小此木に自害を強いられた鷹野は再び祖父の研究が蔑ろにされたことを突きつけられる。
しかし、最後に富竹が到着し、鷹野も雛見沢症候群の被害者である可能性が高いことと、調査の重要性を番犬たちに説き、やっと彼女を支えることができたのだ。
そうして、長い長いループに終止符をうち、梨花は夏の予定を立て始める。


梨花ちゃまの「また死んだの?」というセリフ、羽入の残り香という言い回しからひぐらしはおそらく祭囃し編以降のお話でしょう。
(それにしては梨花ちゃま取り乱してなさすぎ問題)

羽入がいきなり登場したり、梨花ちゃまのタイムリープが明るみになっていたりと元のストーリー知らない人は絶対混乱しますよね…

noteの方で一つずつもっと詳しく説明もしているので、(度々詩音への愛を叫んで入るけど)そちらもぜひ確認をしてみてください。

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ここまでお読みいただきありがとうございました!