「紹介しよう!」と思ってから、
なかなか肝心のこの作業にならなかったので、
自分としては“やっとこさ”といったところです。
良く聞かれます、
この話題。
『この模様、どうやってるんですか?』
今日は、
写真付きで紹介したいと思います。
まずは寸法(すんぽう)を整えた“桐”の板に、
こうして絵を描きます。
私の場合は、絵があまり得意ではないので、同じ絵を何枚も描けません。
なので、一度描けた一番良い絵をトレーシングペーパーに写し、
カーボン紙で、こうして桐の板に書き写します。
その後は、
絵柄の枠ごとに適当なところに錐(キリ)で穴を開けて、
その穴に「電動ノコ」の“細工用”の細い「刃」を入れます。
あとは、ミシンのようにカタカタカタカタと線に沿って切っていくと・・・、
こうなります。
実を言うとこの状態は、
模様を彫り終わったあとに鉋(カンナ)で表面を一枚削っています。
彫りたては下絵の線がフチに残っていたり、
まだはっきりと「よく彫れた!」と自信は持てないのですが、
こうして鉋で一枚削ったあとに思った通りの絵が出ると、
「よっしゃあ!」
と、一先ず満足できますね。
…今回は、まぁまぁ満足です。
こんな具合で、『透かし彫り』の柄は一つ一つ彫っています。
蛇足かもしれませんが、
よく「昔からこういうの得意だったんですか?」と聞かれますが、
大☆不得意でした。
むしろ、
不得意…というか、苦手だったからこそ、
今では、自分といえばコレ!ってくらい、精進できたのかもしれません。
「こんにゃろぅ!」って、
巧くできないことを悔しいと思えたからこそ、
その後は本当に狂ったように何枚も何枚もひたすら彫り続けられましたから。
…まだまだですけどね。
初期のころのなんて、そりゃもうヒドイものでしたよ。
正直、もう見たくもない。
何が自分の得意か・なんて、
わかんないもんなんですよね。
そう思います。
私はまだまだ“職人”には程遠い。
私はまだまだ“ヒヨっこ”です。



