1枚の写真から4~Sちゃんの場合~ | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







『は?何なの?』


「だって…」






昨夜、ちょっとした言い合いというか…
久々に喧嘩をしてしまった私たち。






だって…私が悪いの?
悪くないもん…
たまたま職場の飲み会で、ちょっと帰りが遅くなっちゃっただけじゃない。
携帯の充電も無くなっちゃって…






まぁ、ちょっとは…悪いなって思ったけど…
そんな怒らなくったって…






「おやすみ。」


『おやすみ。』






その夜、何となくギクシャクしたまま、私たちはお互いに背中を向けて眠りについたの。






翌朝だって何となく気まずくて…
ごめんなさいって…言えなくて…






凹む。






でも謝るの…ヤダ。






「行ってきます。」






事務的な挨拶をして私は仕事に出掛けたの。
どんな時も挨拶は必ずする私たち。
時々、そんな自分たちに可笑しくなるんだけど。






今日は…ちょっと寂しい。






帰ったら素直に謝れるかな…
美味しいご飯でも作って待っていよう…そう思った。






昨日だって、今朝だって、まともに話せなかったから、潤くんの帰宅が遅いのか早いのかもわからずにただ待っていた。






ご飯の炊き上がる匂いがキッチンに広がって、オーブンの中のお肉はこんがりきつね色。






早く帰って来ないかな…そう思っていた矢先…













『ただいま…』






時刻は8時を過ぎた所だった。
こんなに早く帰って来てくれるなんて思わなくて、思わず顔が緩みそうになるけど…






また私の意地っ張りな部分が見え隠れしてしまう。






「お帰り。」






そっけない返事。
もっとこう、素直になれればいいのだけれど…






『チョコ買ってきたんだ。食べる?』






潤くんは至って普通なの。
まるで今朝までのことが無かったみたいに。






「…」






返事をしないでいる私を横目に潤くんは…






『美味しいのに…フフ』






そう言って笑うの。













『食べないの?美味そうだなぁ、コレ。』






見せびらかすようにしてチョコを手にする潤くん。






『そんなとこ突っ立ってないで、ほらココ、座りなよ?』






ソファーをポンポン叩いて私を呼ぶの。






意を決して潤くんの隣に座るとね…?






『超頑固だな。フフ』






笑われた私。






「…」






だって…






『ごめんねって言えよ。フフ』


「…」


『早く言わないとコレ食べちゃうよ?フフ』


「…」


『せっかく買ってきたのに。フフ』


「…」


『ほら、あ~ん。フフ』


「…」






私という人間を一番理解しているのは…やっぱり潤くんだ。






「ご飯…食べてから…」


『ん?』


「ご飯食べてから…チョコレートは…ご飯の後で…」





小さな声でぼそぼそと喋る私に潤くんは…






『ごめんねは?』


「…ごめんなさい。」


『よく出来ました。フフ』






これじゃまるで子どもみたいじゃんか…///





でも…






『腹減ったな。メシちょうだい?』


「うん…」






美味しいデザートは後でに取っておこう。






仲直りのチョコは特別に甘くて、きっと最高なんだから♪








一枚の写真から4~Sちゃんの場合~






お・し・ま・い