ROCK YOU Ⅲ 第32話 | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







雅紀side―






どんなに忙しくても、さおの病院へ行く時間は絶対に確保する。
じゃなきゃ仕事行かない!って…俺、こんな我が儘言ったの生まれて初めてかも。






数日間の僅かな入院生活。
それでも、一日目より二日目、三日目…
さおの笑顔が増えた気がする。






「もう…クスクス
こんなにたくさんどうするの?クスクス」


『だってさおが寂しくなったら困るじゃん?うっひゃっひゃ♪』


「加減ってものがあると思います。クスクス」


『はい…』






これ、前にもあったな…
懐かしくて…ちょっとだけ切なくなる。






こんなやり取りは日常茶飯事だった俺ら。
一瞬、記憶が戻ったんじゃないかと錯覚してしまう。






『さお、思いだ…』
言いかけて飲み込んだよ。
言ったらダメな気がしたんだ。
無理に思い出させちゃダメな気がする。
さおは優しいから頑張ろうとするもん。
無理しちゃダメだよ。






『ねぇ、DVD観てくれた?』
すぐに話題を変えたんだ。






退院出来るって聞いて本当に嬉しくて…






でも…






さおはどこに帰るんだろう…?って。






怖くて、自分から言い出せずにいた。






そしたらさ…






「あの…」


『ん…?』


「家…なんですけど…」


『うん…』


「私が…」


『うん…』


「その…帰っても…」


『うん…』


「相葉さんの部屋に帰ったら…迷惑じゃ…」


『何言ってんだよ!迷惑とかそんなの…』


「じゃあ…帰ってもいいですか…?」






帰ってもいいですか?って遠慮がちに聞くさおを目の前に泣きそうになるけどさ。
もう一度やり直そうって思ったから…






『当たり前じゃん?うっひゃっひゃ♪』
って笑ってみせたんだ。






退院当日、仕事で迎えには行けないけれど、仕事中もずっとソワソワして、落ち着かなくて…






ニノに‘ちょっとは落ち着いたらどうです?’って突っ込まれて…






だって早く会いたいんだもん。






収録が終わるとダッシュで着替えて、ダッシュで楽屋を出ようと…






〔あ、先生そういえば…クスクス〕


『えっ?何?俺急いでるんだけど?あせる


{あ~相葉くんさぁ~クスクス}


『えっ?翔ちゃんまで何?急いでるんだってあせる






ニノと翔ちゃんが楽屋の扉の前に立ち、ニヤニヤしながらどいてくれなくてあせるあせる






〔嘘ですよ。ククッ〕


{相葉くんお疲れ~フフ}






猛ダッシュで帰ったわけですよDASH!






『ただいまぁ~さお~?』
って元気良く声かけてさ(笑)
いやぁ、テンションあがっちゃって(笑)






「お、お帰りなさい…」
何となく恥ずかしそうなさおを前に、抱きしめたいのを我慢するの必死だったぁあせる






「ご飯食べる?」


『作ってくれたの?』


「うん…///」


『食べる食べる!ちょっ、手洗ってくるわ。』






ずっと一緒に暮らしてきた俺ら。
付き合ってもうすぐ二年。
知らないことはないってくらいに色んなことを知ってるはず。






でも今は、何だか昔に戻ったみたいだな…
まるで付き合いたての初々しいあの頃みたいに…