潤side―
今回のことに関しては人それぞれ色んな意見があると思う。
俺が全部悪い。
でもあの時の感情に嘘はなかったんだ。
彩を本気で愛してる…
目の前で泣きじゃくる彩がたまらなく愛おしいんだ…
俺らはこんなにも想い合っているのに…
いつもそうだな…
お互いの不器用さがそうさせるのか、何なのか…
フフ…
はぁ…何か…何つーか…
目の前にいる彩に…安心したんだ…
『もうちょっとこうしてて…』
彩の髪…
彩のにおい…
彩の感触…
彩のすべてを感じていたい…
俺の腕にすっぽりと収まるこんなにも小さな彩が、俺の知らないところで無理して一人で頑張っていたんだもんな…
彩…ごめんな…
「潤くん…聞いて…?」
『もう少し待って…』
「まだ話が…」
『うるさい…もうちょっと…』
そう言って、その存在を確かめるかのように、彩を抱きしめる…
「どうしたの…?」
まるで母親のような優しい彩の声…
『彩…ごめん。でも、いなくなるとか勘弁しろよ…携帯繋がんねーとか…マジでさ…』
「うん…ごめんね…」
『これからは…何でも話せよ。全部受け止めるから…信じて…?』
「うん…」
『はぁ…』
「潤くん…?」
『彩が…ここにいる…ちゃんといる…』
安堵した…
俺は心から沸き上がるままに、彩への思いが口からこぼれ出たんだ…