negai 第40話 | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







美紗さん達とは生憎同じ便が取れなくて少し遅れて旅立った私…
だから直接病院で待ち合わせることにした…






でもその方が却って良かったの…
やっぱり今は沙織さんとじっくりお喋りしたり、向き合うのはパワーのいることだから…
って、私のことは今はどうでもいいよね…ごめんなさい…






海外で病院って、わからないことだらけだったけど、美紗さんがいてくれたお陰でスムーズだった…






“いい?行くよ…?”






すーっ…はぁ…






美紗さんの掛け声のあと、病室のドアの前で大きく深呼吸をした…






“いずみちゃ~ん?遊びに来たよ~♪”






先頭を切る美紗さんは明るく話し掛ける…






目の前でいずみさんが寝ていることはまるで無いことみたいに、沙織さんと美紗さんが普通に話をしている…






もっとこう…何て言うか…






色んな管が繋がっていたり、ベッドの周りに機械がたくさんあったりするのかなって思っていたけど違ってた…






綺麗な顔してただ眠っているだけ…






少し眠ったらすぐに起きて、いずみさんも美紗さんと沙織さんの会話に加わりそうな…
そんな錯覚に陥りそうな雰囲気…






まるで童話に出てくる眠り姫みたい…






そこへいずみさんのご両親がやって来て、詳しい話を聞いたの…






術後、感染症によるショック状態で一時は命の危険もあったって…






大野さんや私からの手紙を祈るような気持ちでいずみさんに読んであげていたんだって…






そして数日前、みんなの祈りが通じたのか山は越えたって…






ドクターの言葉を聞いた時、本当にホッとしたって…






これで大野くんにも報告出来るって思ったって…






直に目を覚ますだろうと言われていたけど…






でも…






数日経った今でも目を覚ましてくれないんだって…






身体上の問題は何もない…






でも目を覚ましてくれないのは何故だろう…っていずみさんのご両親は泣いていた…






本当に綺麗な顔をして眠っているの…






“ねぇ聞いてくれる…?新年早々翔のご両親に会ったの。前日にいきなり言われて、しかも一緒に買い物に行くっていう有り得ない状況でさぁ…もうホント緊張したぁ…上手くやれたかどうか…”


‘私も雅紀の誕生日にご両親に会ったんだけど…私は緊張したけど会って良かったって…嬉しかったなぁ…’


“あっ、いずみちゃんは大野くんのご両親とは昔から面識あるのよね?いずみちゃんはきっとご両親に気に入られてるよね~。私、上手くやっていけるかなぁ…改まって紹介ってホント一大イベントじゃない?それが準備も何もなく突然やってきたんだもん。至らないトコが多々あった気がするよぉ…凹む…飛行機の中でも沙織ちゃんにずっと話を聞いてもらってたんだ…”


‘あっ、紅白無事に終わったよ。焼いてきたんだけど、いずみちゃん一緒に観ない…?’






本当に普通の会話…






そして沙織さんはポータブルのプレーヤーをセットした…






紅白を観ながらまた女子トークに花が咲く…






“あ~もうコレコレ!ちょっと翔ノッて来ちゃってさぁ~”






画面を指差す美紗さん…






病室には櫻井さんが奏でるピアノの音色が響いていた…