negai 第35話 | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







大野さんは何も知らされずに、みんなに嬉しそうにいずみさんからの手紙について話をしていた…






「返事…書いてあげてください…いっぱい…返事…」


『ん?そうだね…うん、返事いっぱい書くよ…』






急に話の輪に加わり、そんなことを言う私に不思議そうな目をしていたけど、大野さんはそれ以上何も言わなかった…






きっとそれ以来たくさん返事を書いていたんだと思う…






私もたくさん書いた…






何をどんな風に書けばいいのかわからないけど…とにかく何でも書いたの…






泣きながら…書いた…






何通目かの手紙のやり取りののち…






とうとう私は…






気付けば、いつの間にか携帯を手にしていた…






ディスプレイにはあなたの番号…






“呼出中…”






無意識に指が動いたの…






画面の文字が霞んで見えて…






プルルルル…プルルルル…






ガチャ…






『もしもし…?』


「ひっく…グスン…あの…うぅ…あの…グスン…」






自分でも何を言ったのか覚えていない…






真夜中に携帯を握り締め、私は…






ただあなたが来るのを待っていたんだ…






“今日の東京は物凄く寒いよ~。でもそっちはもっと寒いよね?風邪引いてない?そうそう、大野さんがね…”






テーブルの上の便箋は、そこで止まったままだった…