believe | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







「じゃあまた~」






笑顔でみんなに手を振る私…






『んじゃお疲れ~』






私の隣に並ぶ雅紀もみんなに手を振っている…






そして…






チラッと雅紀と目が合って…






みんなに向けた笑顔とは裏腹に真顔になる私…






『さお…?』






プイッと視線を反らしタクシーへ乗り込む為に歩き出したの…






『さお…?ちょっ、何か怒ってる…?どうしたの…?』


「別に…」


『何?ちょ、ちゃんと言ってくんなきゃわかんねーよ…』


「私タクシーに乗るから。一緒に乗ったらマズイでしょ?」


『そうだけど…』


「じゃあそういうことで。先に帰る!」


『もう…何なんだよ…さお…ってか…あ~もう!』






雅紀が私の手を掴んでグイグイ引っ張って…






一緒にタクシーへ乗り込んだんだ…






「ちょっと雅紀何やって…」


『しょうがねーじゃん。さお怒ってるし…俺わかんねーし…』


「撮られたら…」


『今はそんなんどうでもいいし…つーか何で怒ってんの…?』


「それは…」






そこからタクシーの車内では無言だった…






雅紀はずっと掴んだ手を離してくれなくて…






雅紀のイライラが手から伝わってくる…






でも仕方ないじゃん…






雅紀のせい…






全部鈍感な雅紀のせいだもん…






今日はいずみさんの為にみんなで集まった…






事情が事情だから私もいたたまれなくて…
何か私に出来ることないかなって考えたけど何もなくて…






楽しい想い出作ろう!って言った雅紀に賛同してこの会に参加した…






彩さんや美紗さんも一緒に久しぶりにみんなと会えて嬉しかったし、何よりいずみさんが笑ってくれていたから良かったって思って…






でも気づいちゃったの…






彼女だからわかるのかな…?






直感しちゃった…






萌さんは雅紀のことが好きなんだって…






雅紀を見る目が違うもん…






そして途中から二宮くんと何かをずっと話し込んでいたし…






あ…二宮くんはそのことを知っているんだなって思って…






人が人を好きになるのは自由…






雅紀は華やかな世界にいるし、そんな話もきっと日常茶飯事…






私にはそんなこと一々言わないし、聞かないけどさ…






だから別に萌さんが雅紀のことを好きになるのも自由…






私は彼女として堂々としてればいい…






私が怒っているのはそんなことじゃなくて…






今日はいずみさんの為の会で、嵐のメンバーとそれぞれの彼女…
本当にそれだけの集まりでしょ…?






萌さんはいずみさんと仲良しだから呼んだのかもしれないけど…






でも萌さんにとってあの場は決して居心地のいい場ではなかったはず…






だって目の前で私と雅紀が一緒にいるのを見たら…ねぇ…?






そういうのちゃんと考えて誘った…?






っていうか、雅紀は萌さんの気持ちに気づいてないの…?






なんか段々腹が立ってきちゃったの…






『ねぇ、さお…ちゃんと教えてよ…』






部屋に着いて雅紀が言った…






『さお…怒んないで…』






私をギュッときつく抱きしめて雅紀が言ったの…






『さおが大好きだから…怒んないで…』






フワッと雅紀の匂いに包まれて…






胸の奥がきゅんってなる…






『さお…』






私はこれに弱い…






雅紀は優しいから、きっと萌さんもその優しさに一喜一憂してるのかなって…






私も今まで、一番になれない恋をしてきたから、萌さんの気持ち少しわかるんだ…






気持ち…止められないんだよ…






好きになるって理屈じゃないもん…






ただ…






やっぱり私は彼女だからそこは譲れない…






鈍感でデリカシーのない雅紀だから、そんなトコはちょっとムカつくけど…






でも…






「雅紀…?」


『ん…?』


「大好き…♪」






抱きしめられながら上を向いてそう伝えた…






雅紀は、ぱぁ~っと顔に華が咲いたみたいに明るくなってニコニコしながら…






『俺も~♪』






って…






私たちはこれでいい…






余計なことは考えない…






雅紀を信じてるから…






“ネェ…シヨッカ…?”


“シナイ…////”


“シナイノ…?”


“シナ…イ…////”


“フフフ…カワイイ…♪”






二人、小さな声で内緒話をしたんだ…