美紗side―
突然の電話に降って湧いたような出来事…
私も彩ちゃんも戸惑いを隠せないでいたけど…
ただ…
一番気になっていたのは翔の本音…
会長に直接話を聞くなんて言ったけど、会う前から私も彩ちゃんも気持ちは決まってたの…
あの場にまさかの凜子登場でちょっとメラッとしちゃったけど、嫌味の一つでも言えたからもういいかなって…
ハッキリしない翔にちょっと意地悪しちゃおっかなぁ~なんて軽い気持ちだったの…
でもね…
『話あるんだ…』
なんて真面目な顔して言うから…
なんか…
マズイ感じ…?
『どうだった?』
「うん。あのね、やっぱりこんな機会もうないかもしれないし…やってみようかなって♪」
『そっか…。あのさ…』
話始めた翔が…
真剣過ぎて…
「翔…?あの…」
言い出せなくなっちゃった…(汗)
どうしよ…
これ、バレたら絶対ヤバいよね…
『おいで…』
抱きしめられながらすごくドキドキしてどうしようもなくて…
あ…すごい罪悪感…
どうしよう…
翔が私を好きでいてくれる気持ちが嬉しくて、こんなにも真剣に考えてくれてたなんて…
翔…ごめんなさい…
『風呂入って来るわ…』
そう言った翔の背中はいつにも増して頼もしかったんだ…