『なぁ、彩~?今日この前言ってた蕎麦屋行かない?』
「うん♪」
平日の昼下がり、そんなに人気もない近所の住宅街を二人並んで歩いた…
お天気も良くて気持ちいいお散歩日和…
『だからさ、そうなんだって!』
「ん?んふふ♪」
『ちゃんと聞いてる?』
「聞いてるもん♪」
潤くんは帽子を目深に被りマスク姿…
私もマスク着用…
一応警戒スタイルだったけど…
私は二人でこんな風に散歩がてらのランチが嬉しくて、手こそ繋がないものの、潤くんにピッタリと寄り添っていた…
『ん?』
潤くんのこの“ん?”ってのが大好き

たぶん端から見たら見つめ合ってるかなりのバカップルだったかも…
♪~♪~♪~♪
潤くんの携帯が鳴った…
『もしもし…?』
電話の相手とお喋りしながら不意に手を繋いできた潤くん…
「えっ…?潤くん…?」
さすがに一目も気になるし、バレたらマズいし…
でも潤くんは電話の相手と話をしているのに“いいから”って口パクで私に伝えてくるの…
「うん…////」
どんな時も私をおいてきぼりにしない潤くん…
嬉しいに決まってる…////
私はその手をギュッと握り返したんだ…////