潤side―
仕事が終わって、彩にメールをして…
事務所の車で家まで帰る途中だった…
大通りから少し入った所でさ…
子どもを抱えてすごい形相で走っていく杏奈らしき人を見かけた…
ん…?
『ごめん!止めて!』
マネージャーに歩いて帰ると嘘を付き杏奈らしき人が走って行った方向へダッシュした俺…
『杏奈…!!!』
振り返った杏奈は泣いてた…
『はぁ…はぁ…杏奈…何やってんだよ…?』
「潤…くん…グスン…」
『はぁ…こんな夜遅くに…はぁ…何でこんなとこで泣いてんだよ…!』
「何でもないから…」
『何でもなくねーだろ!!』
ちょっと声を荒げちゃった俺…
ただ事じゃない気がしたから…
『とにかくどっかで話そう…』
「ごめん…急いでるから…子どもが具合悪いの…」
『早く言えよ!』
俺たちは急いで大通りまで出てタクシーを拾い、近くの病院へ向かったんだ…