『もしもし紗耶香?』
「あっ!雅紀?もう…私、どうしていいかわかんなくて…(涙)」
『えっ?何?どうしたの?』
「ひっく…グスン…今ね、たぶん…グスン…目黒通りと山手通りがぶつかる辺りの住宅地にいると思うんだけど…グスン…迷子になった…足が痛くて歩けない…迎えに来て…ひっく…お願い…」
意味がわからなかった…
今まで男の人と一緒だったって…
だけど、部屋を飛び出して来たって…
急いで飛び出したから靴も履いてなくて…
ついでに足をくじいて…
バックも部屋に置いてきちゃって…
辛うじて携帯はポケットに入れてたから…
俺に電話したんだって…
何で俺…?
もう…そんなのほっとけないから、仕方ねーじゃん…
迎えに行って車で紗耶香の部屋に送って行ったんだよ…