またいつものように仕事終わりにあの店へ行く…
今夜も後輩達をタクシーに乗せ、無事見送った…
そしてカウンターへなだれ込むように座ると…
『お疲れ…』
カウンターの一番端に二宮くんが座っていた…
『えっ?』
驚くことしか出来ない私を嘲笑う二宮くん…
『ふふふっ…亜希のそのビックリ顔嫌いじゃないですよ?』
酔ってただでさえ思考回路が鈍っているのに、何でまた二宮くんに会って、こうして話かけられてるんだろう…?
いや…ただ単にここのお店のパスタが絶品だから、食べに来ただけでしょ…?
偶然また会っただけだよ…
悪戯な少年のような顔をして、『嫌いじゃない』って…オバサンをからかってるだけだよね…?
『ねぇ…亜希?こっち座りなよ。ほら!ここ。』
言われるがままに二宮くんの隣に座る…
『亜希はいつもあんなテンパって仕事してんの?』
『えっ?テンパる?』
『そう。この前の羽田の取材さっ、実は超テンパってたでしょ?顔が引き攣ってましたよ…ふふっ』
『えっ?あっ、いや…それは…』
『俺らがカッコ良すぎてドキドキしちゃいました?…ふふっ』
『えっ?…いや…はい…///』
『俺ら…じゃなくて相葉さんがでしょ?』
『えっ?…///』
『亜希わかりやす過ぎ…ふふっ』
『……////』
『何で相葉さんなの?今目の前にいるのは俺だけど…?』
そう言って私の顔を覗き込む二宮くんの顔はとっても綺麗…
あと数センチで触れてしまう距離…
『亜希可愛い~…ふふふっ』
ダメだ…
完全にからかわれてるよ…
でも…
不思議…
それは…
決して嫌なものじゃなくて…
心地良いものだったんだ…