祖母への思い。 | Dears~若年性乳がんと私~

祖母への思い。

今日は仕事がお休み。
久しぶりに母方の実家へ足を運んだ。

私には両親がいるけれど、離婚している。
その為私には実家が二つある。
どちらも同じ市内にあるので移動には困らないのだけれど、
お互いがあまりお互いの事には好意を持っていないので、ひっそり私が一人で行き来をしている状態である。
…一人娘は辛いっす(笑)

私には祖母が二人いる。
母の母と、父の母。
父の母はまだ健在だけれど、母の母は既に亡くなっている。
亡くなったのは平成15年1月6日。
私の乳がん手術の前の日だった。

私の精神的なダメージを考えて、母と父はその事を私に伏せた。
そして…伏せられたまま…(苦笑)
私がその事実を知ったのは、今年の8月?だった。
…そりゃビックリしました。
だって祖母が亡くなった事を知らないまま年月を生きていたのだから。

でも良く考えれば不思議な事が多かった。
祖母が亡くなってから、私の身には悪い事がほとんど起きなかった。
厄年だったにも関わらず何もなく、階段から落ちても怪我一つしない。
きっと守られているんだろうなぁ…と今となっては思う。

ある時知人に言われた。(この友人は江原さんの様な事がちょっと出来る)
「凄い強い守護霊さんがいるね。多分お身内の方。だから君の事は見られない。

でもホントに強く守ってくれているよ。」と。
その時にふと「あ、祖母かな…」と思った。

私の母方は母とその兄弟がいたのだけれど、結婚をしたのは母だけで、私は一人娘。
だからこそ、祖母にしてみれば一番心配だったのだと思う。
…って相変わらず心配ばかりかけているけれど(苦笑)

母方の実家には仏壇はない。お墓もない。
母達は「献体」登録をしているので、お葬式もない。
祖父の時も、祖母の時も、叔父の時もそうだった。
不思議な感じはしたけれど、何となく母方の実家らしい考え方だなぁ…とも思っている。

遺影を見た時、ちょっと切なくなった。
祖母は私が20代前半の頃からずっと入院していた。
心を患い、同時に痴呆が出てしまった為だった。
だから私は病院へのお見舞いも止められていた。
でもその時は「いつでも会えるか…」と思っていたのに、こんな形で会う事になるとは思ってもいなかった。

病院の中庭で撮られた写真の祖母は、私の記憶にある祖母とあまり変わっていなかった。
優しそうな眼差しで、こちらを見ている。
「ごめんね…ずっと知らなくて。」
そう言って、お線香を上げ、お花を上げた。
「これからも私を見守ってね…」

暫く母と話をし、実家の猫達と遊んでから、帰宅した。

いつか私もそっちに行くから、その時は又昔の様な笑顔で迎えてくれるよね?