ブログにはこれまで、楽しくない事は書かないようにしているけど…今回は敢えて書きます。


徳◯県動物愛護管理センターという名前の施設があります。県と付くのだから公の施設と思われます。

そこの方が、うちに、指導に来られました。

(毎週同じ曜日に、3回続けて来られました。ちょうど私は不在で、母が対応しました)


しかし、指導されるような事はしていません。

なぜ私たち家族が指導されるのか?

そして、

その方々は何をもって動物愛護と名乗っておられるのか?

以下、事実を記しておきます。



私は、世のため人のために何か役立つことなんて、ほぼできていないですが…

何年かに一度、ヘアドネーション(髪の毛の寄付)をするのと、

野良猫、そこら近所をフラフラ、どこで寝ているのか?わからないような、元飼い猫が野生化した猫さん達の世話をするぐらいが

私の社会貢献、ボランティア活動です。


野良猫さんの世話と言っても、単に可愛がるのではなく、TNR活動。


TNRとは、

T=trap 捕獲して

N=neuter 病院に連れて行って不妊去勢手術

R=return 元の場所に戻して

「地域猫」として、その猫1代限り、生きられるよう世話をするという活動。


手術を終えた猫は、メスは左耳を、オスは右耳を

Vカットや先を斜めカットしているので判別できます。


餌も決められた場所でやり、餌の残りが残飯にならないように、とか、

猫トイレを庭に設置したり、等など〜

そんな風に、

野良猫だけど、その地域で人間と共生できるよう、生かしていく、そんな猫のことを「地域猫」と言います。耳のカットの形から「さくらねこ」という呼び方もされます。


TNRについては、昔は、

耳をカットするのは可哀相とか、人間が勝手に手術をするなんて人権侵害(猫権?)だ、とか思っていた頃もありましたが、

猫という生き物の習性がわかってくると、やはりこの方法が猫にも人間にもベターで、何より、無駄に殺処分されることなく、生かしてやれる方法だと思います。


ただ、

TNRと略語で簡単に言いますが、実際は全然簡単じゃないです。


まず、Tの捕獲、これが超大変です。

猫は頭が良いので、一度失敗すると二度と…とまでは言わないですが

かなり時間を置かないと捕まりません。


じっくり猫との信頼関係を築き、

油断させて(?)捕獲。

野生動物を捕まえるのって、こちらも怪我をする場合もあり、必死です。


そんな格闘の末、ようやく捕まえた猫さんを病院へ、N手術です。

私の年間医療費を超えるであろう額を支払います。もちろん自費です。

(昨年は動物福祉団体“HEART徳島”さんの力をお借りしました!感謝♡)


無事手術を終えると、R 元の場所に戻して餌とトイレを設置します。


餌は食い散らかす事なく、綺麗に、むしろ人間より綺麗に食べるのですが、

トイレは、そこでしてくれる猫と、庭の木の下で鬱糞晴らし…という猫もいて、なかなか人間の都合通り動いてくれません。


うちの庭で鬱糞してくれる分には良いのですが、他所様の庭にも塀を越える、塀を潜るのは簡単にできてしまうのが猫なので…

問題は、このトイレ問題でしょう。


猫嫌いの人は、トイレ以前に、猫が敷地内に侵入する事すら許しません。公道を歩いているだけでも怒ります。エアコンの室外機の上で猫が昼寝をしていた!と町内会の議題にする程で…

そして、

「食べるから糞をする、食べなければ糞はしない、餌をやるな!」と仰る。


元々は飼い猫だった猫さんたち…

なぜ野良猫になったかと言うと、

「処分しろ」と迫られた飼い主がどこかに捨てたから。


動物を捨てるのは犯罪で、許される行為ではないですが、

そこに至る経緯を知る分、飼い主だけを責める気にもなれません(その経緯詳細をここに書くのは控えます)。


捨てられた猫さんたち、

何日もかけて戻ってきました!凄いぞ猫!


その戻ってきた猫たちを、うちと、もう一軒のお家の方と共同で地域猫として世話をしていた、ということ。


いた…

残念ながら過去形です。

動物愛護管理センターの指導により、過去形になりました。もう一軒のお家の方もです。


動物愛護管理センターの指導内容は2点

・引き続き、未だ手術を終えていない猫を見つけたら捕獲し、手術をしてください。

・餌はやらないでください。

です。


理由は、

『この付近の住民は地域猫の理解に乏しく、オタク以外の方が糞害に困っているので』とのこと。


確かに、TNRとか地域猫という言葉をご存知ない方もおられるのは事実ですが、

理解の乏しい方々に指導するのが愛護センターの本来の姿では?と思います。

徳◯県動物愛護管理センターは、全くの逆で、

TNR活動をしている人に活動をやめさせ、理解に乏しい方々を宥めるのがお仕事のようです。


そして、決して「餌をやらないように」という言葉は使わず、

「皆さん困られてて、オタクだけが孤立しているんですよ」と迫り、

うちの母の口から「では今後餌をやりません」という言葉を引きだす。


母は、「糞を取りに伺います」と言ったようですが、ダメでした。


毎週来られたのは、おそらく「まだ猫がいるではないか!」と乏しい方から愛護センターに連絡が入ったからでしょう。

本当に餌をやっていないか?現地視察、事実確認調査に来られました。


猫の習性として、

餌を貰えなくなっても、猫はそこを離れないです。

相変わらず近所に居ますが、3タイプに分かれます。

①他を開拓する猫

②狩りをして食い繋いでいく猫

③日に日に痩せ細っていく猫


①は、猫の営業です。他に餌を貰えそうなお家を一軒一軒訪問。社交的な猫さんはこうして新たな食事と寝床を見つけていく。

②は、野生本能で小鳥や昆虫を捕まえて生きていく。


そして、③を見るのが一番辛いです。①も②も上手くいかない猫はいます。


私はこの3週間、

本当に猫に餌をやっていないか?と人間から監視され、

私は③の猫が本当に明日には死んでしまうのではないか?と思いながら過ごしています。


動物愛護管理センターは、県名を名乗る公の施設なので、これが徳島県の動物に対する基本姿勢なのでしょう。


猫を毒殺する人間の味方をし、TNR活動をしている人を社会から孤立させ、地域から猫を排除する。それが県動物愛護管理センターです。


愛護?

どこが?


以上です。





恥ずかしい県。