みなさまご無沙汰しております。
連休のおかげで適度にストレスが発散されており執筆の手が止まっておりました。
書こう書こうと思っていたテーマを1つ。


県外から来た方は愛知県の底力に驚くと思う。
この有名企業も愛知県なのか。あの企業も愛知県なのか、と。

ただ不可解なものにも出くわすんです。
「ドン・キホーテ名古屋本店」
「丸善名古屋本店」
「三省堂名古屋本店」
「一風堂名古屋本店」

…ん?流石にこれらは名古屋が本社本拠地ではないよね?


…ドン・キホーテ様は現在中目黒が本店。
名古屋は本店ではないが「名古屋本店」なのである。



ウィキペディア様の一文を参照しながら察するに会社法でいう本店と小売店などが使う本店とは別解釈もあるようである。
慣習的…というかなし崩されたというか、そういう用法もあると。拠点戦略の主要ポイントやただ単純に大型店に本店とつけることもあるという。


全国的に見るから「こともある」なわけで、愛知県の場合これがデフォルトのように感じる。

とりあえず名古屋本店が存在する。
やかましいなぁ…と思っていたら総本店が出てくる。軽く目障りの域である。


関東で暮らして長かったが横浜本店とかさいたま本店などと言った恥ずかしいものは聞いたことがない。
愛知が嫌いなので土日はもっぱら岐阜や滋賀で過ごすわたしだけど岐阜や三重でも多分…本店表記は見てないと思う。



何故本店という表現が必要なのか。
察するに箔なんだろう。
それら箔は誰のため?店運営者なのか、はたまた客なのか。
私は客寄せのために必要なのでは、と思っている。


常に自分はスペシャル…という勘違い生命体・愛知県民なのでなんでも本店で買い物をしたいのではないか、と予想している。
偽物模倣品紛い物が横行する街なので本物の証的に本店という言葉を求めるのかもしれない。


やはりここにも目利き力の無い県民の哀れさが滲み出ているのでは無いだろうか。


同様のものに「東京」「横浜」「博多」というものも多くある。県民が描く憧れの大都市名を列挙している意味不明な店も多数ある。
名古屋の博多ラーメン店では麺の茹で加減を聞いてくれないことが多い。
言わなきゃダメなのか、と思って言ってみても通じないことがある。
この「博多」は虎の威を借りただけか、という事になる。


愛知でビジネスをされる方はなんでこんなこと言わなあかんねん、と思っても「本店」だとか「大なんとか」とか、はたまた「金なんとか」という表現をすることが効果的かもしれない。


ちなみに愛知本社の企業の多くはグローバル企業のため東京に本社を構えていることが多い。ただよくよくみてみると「本社(東京都)」「名古屋本社(名古屋市)」と意味不明な事を書いていることも多い。
旗揚げの地を大切に思ってなら汲むところもあるがどんなものなんでしょう?