世間の統計、と言うのは実態を写すものであり隠すものでもある。愛知県に来て感じたね。
「♩あいち、あいち、交通事故ワースト」
という子供が歌う陽気な音楽を聴いたことがあるだろうか。愛知県は15年間交通死亡事故最多発生県に君臨している。
それを問題だね、どうにかしようね、的に訴えるCMだ。
愛知県内を日々運転していればかなり過激なクラッシュを見ることができる。
個人的には
「近年の車の安全性能が向上してなきゃ軽く倍死んでるだろ?」と思っていた。
去年愛知県で免許更新をした時、講習で見た資料で10年前は倍死んでいるのを確認した。今でこそ関東と10パーセント差くらいで首位に君臨するが10年前はダブルスコアで首位だったようだ。
営業職として1日愛知県内を車で走ると必ず一件は交通事故を見る。
多いときには5件くらいの時もある。
その場で示談して逃走する事故も少なくない。
示談で逃げたやつは統計も拾えないがこの実態はどこかにないのかな、と探すことにした。
…サーチャースキルの無駄遣いというかなんというか(笑)
今の愛知県のCMは「交通死亡事故」を減らそうで「交通事故を減らそう」ではない。
統計で指摘されたことをそのまま「脱〜」と言っているだけで本質も何も見ていない。
相変わらず浅慮な奴らだ。
今のCMは言われた通りにしかものを判断できない県民にとって
「事故っても死ななきゃセーフ。死んだり死なせたりしなきゃ他の県民に迷惑はかけないよ。」
と言わん内容だ。
さあさあみなさまお待ちかね。
この資料の中にデータがあったぞ。
やっぱり死亡事故だけじゃなくて事故の総数自体もワーストじゃねえか。
すぐ誤魔化したり嘘ついたりするからな、愛知県民は。年間死亡事故180件より年間交通事故37,000件の方が深刻だろ。
死んだ人はカウントされているから致死率を出せるけど重篤な後遺症を負った人の数は集計されていない。
名古屋市内は若いのに杖をつく人、足を引きずって歩く人、片腕のない人…多数見かける。
この36,800の中に上記の人がどれだけ含まれるのか…。720万人の人口と年間37,000人以上の選ばれる人(複数名で運転していたり人を巻き込む事故ならそれ以上の数)。
ヒヤリハット的な見方をしたらかなりまずい数値だと思う。
発生率を出す時、車の登録台数で割りたがるのが愛知県民。そりゃそうだ。登録台数は国内一位でこれを基準にすれば分母を小さくできる。
ただそうは問屋がおろさねぇぞ。
都内なんか関東一円の車が走ってる。数値的にはニアじゃないだろうか。
事故件数に対する死亡人数を比率計算すると愛知県の致死率は0.4%。東京は0.1%。
件数こそニアでも質が違う。
最近の車が高性能で人が死ににくい…という話と繋げると「それでも死ぬ、それでも殺した」愛知県の運転の質というのは最低のものと言えるだろう。同時に命は助かったが…という人の数はこの4倍に比例する気がする。
交通死亡事故ワースト15年連続だけでなく
事故は認知件数
交通事故による致死率についても愛知県民は自覚自律すべきだと思うな。



