昨日の話の続きのぶっちゃけた話 ~ライブハウスのマナーについて~ | DearLoving MASAオフィシャルブログ「生きること、歌うこと」Powered by Ameba

昨日の話の続きのぶっちゃけた話 ~ライブハウスのマナーについて~

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※心優しいファンの方からいただいたおやつ♪

柿ピーやねんけど、気絶しかけるくらい美味かった(はーと)

ありがとねm(_ _)m














MASAです☆



久しぶりのOFFのはずが、事務作業に追われて心折れかけてます(がんばりますけどね!笑)






さて、せっかく昨日blogで、対バンについてのことを書いたんで、これも何かの機会かと思うんで続きを書きますね。






昨日も書いたけど、対バンや共演というのは、“お互いのファンにライブを見せ合う”というイベントライブなのです。





わかりやすく言うと。



各バンドのファンを共有するためのお見合い。



または獲得するためのサバイバルなのです。





ままま、うちは対バン=戦争と思ってますけどね(笑)



人生かけてるからには、仲間であろうが関係なく、一度ステージに上がれば殺し合ってなんぼやと思ってます。



なぁなぁのお仲間なんてのは、お遊戯会でしかないのですよ。



だからこそバンドマン同士というのは『戦友』なのです。



凌ぎの削り合いですね。





その間にあるものが、音楽というハッピーであり、ピースフルやから、殺伐としなくて素晴らしいんです。



まさに音を楽しむということから生まれるエンターテイメントですね。



ライブハウスとは素晴らしく、そして神聖な場所なんです。



なんつーか。



オレが今日書くことは、絶対に的を得てるし、日本のライブハウスシーンにおいて大切なことでもあるから書きます。



まぁこういうのって、どんな書き方をしても角が立つし、きっとエラソーにも聞こえるやろうし、言うならば書かないのが1番嫌われないので(笑)


躊躇するんやけど、オレらみたいなキャリアのある人間が言葉にしていかなアカンねやろなと思って書いてます。






まず。



対バンのライブを見ないファンが増えているのは、オレはバンドが悪いと思うんです。



理由は三つ。



一つ、自分のファンを囲って守りたいという考えのバンドが多いから。



これ、気持ちはすごくわかるねん。



恋人だってファンだってよそ見してほしくないもんね。



ガチガチ囲ってしまえば、ファンが新しいバンドへの出会いも減る=ずっと自分達のファンでいる。


わかりやすい図式。


実にファンが減る可能性を減らすには効果的なのもわかる。






二つ目。



自分達の出演時間を教えるミュージシャンが増えすぎた。



これ、何度か書いてますが、ルール違反なんです。



ライブハウスやイベンターから送られてくるタイムテーブルには、必ず

『お客様への出演時間の告知はシークレットでお願いします』


と書いてるんです。



もちろん全バンドを楽しんでもらうためにです。



でも、昨今のバンドマン達は、平気でblogとかに書いてしまう。



これが逆にお客様側見たら親切な行為になるんですね。



だって、予定を立てやすいし、仕事終わりで間に合うかもわかるから。



ルールを破って出演時間を告知するのがファン思いの親切なバンドで、ルールを守ってシークレットにしてるバンドがファン思いではない冷たいバンドになってしまいます。



悲しい事実。。






三つ目。



最近のバンドがファンとの距離感を縮め過ぎたから。



昨今のライブハウスでは、入り待ち、出待ち、物販で、客捕り合戦をしてるように思えてなりません。



オレ達がやるシーンは、ライブに来てくれるのが、大半女性です。



優しくされれば嬉しいに決まってるし、恋もするだろう。



その女の子達の気持ちは、絶対的に罪じゃない。



正しい感情だと思う。



こういうのって、今も昔も“インディーズあるある”なのかもしらんけど。



オレは、「客捕り合戦はライブでしましょうよ」と思うんです。



入り待ち、出待ち、物販じゃなく、ライブでね。



恋をするファンが悪いんじゃないし、恋をしてしまうくらい素敵なバンドマンなんだろうけど。



どうせなら、オレは、恋をしてしまうくらいのライブがしたいです。



恋をしてしまうくらいの唄を歌いたいし、ステージでありたい。





客捕り合戦をするために、見に来てくれる人達を夢中にさせるために、いろんなジャンルや音楽やエンターテイメントがあって。



良い曲を作る人。


楽器を練習する人。


衣装やメイクをする人。


おもろいMCをする人。


人間力全開でアピールする人。


「オレはこう思うー!」って叫ぶ人。


誰にも邪魔されずに音を楽しめる場所。


ライブハウスって、そんな場所やったはずやねんけどなぁ…って思うんです。






バンドマンは、ホストじゃない。



そりゃあオレだって、自分のファンが大好きです。



浮気もされたくないし、ファンが違うバンドに流れたら凹むし、なんなら束縛だってしたいくらいです。



他のバンドで騒いでる姿を見たり、他のバンドのCDを買ってるとヤキモチだって焼きますよ(笑)





でも。


上に書いてあることをするのは違うというか、それよりも、自分を磨くしかないなって思ってます。



オレは、オレなりにめちゃくちゃファンを大切に思ってるし、絶対に裏切らないし、幸せにしたい。



ただ、自分の中で違うと思うことはしたくない。






そりゃあ出演時間だって教えたいよ。



仕事終わりで駆け付けてくれた子に


「一曲しか聞けなかった」

「見れなかった…」


なんて言われたら、本気で申し訳ないし、泣きそうになります。


良いライブやったら良いライブやった程、見せてあげたかったと悔やみます。



でも、ルールはルールなんです。。


※基本的に出演時間は、当日ライブハウスに、「何時頃着くのですが、間に合いますか?」と聞いてくれたら、教えてくれます。





オレだって、もっと来てくれたファンの子一人一人と話したいです。



出来れば全員の目を見てありがとうと言いたいです。



でも、全員と出来ないことを何人かだけに特別にしたくないから、ライブの日は、それなりに必要な距離を置いてるし、全員に同じ対応をしてるつもりです。



出待ちをしてくれたら全員に「ありがとう、気をつけて帰ってね」の一言と握手をしてます。



それらはファンサービスなんかじゃなく、なんつーか、本当の感謝と心配やからです。





あとは、ライブの日に出来ないから、なるべくファンクラブイベントやファンクラブ旅行をして、みんなと接する機会を作ってるのは、そういう気持ちからくる行動なんです。








なんだか、思ってることをブワーって書いていきましたが、最近本当に「このままじゃライブハウスはダメになるなぁ」ってよく思うんで、この機会に書きました。



もし、これを見たバンドマン達や、ライブハウスに出入りしてる皆さんが、少しでも何か感じることがあれば、書いたかいがあるというか、まぁこんな目立つことをして嫌われ者をかって出たかいがあります(苦笑)



このblogで不快に感じた方がいたらすみませんm(_ _)m



ただ、発信する側に賛否があるのは仕方ないことなのでオレは逃げません。






みんなで、ライブハウスをもっともっと素敵な場所にしていきましょう!!







そして。



これからも、オレのことを信じて着いてきてくれるみんなのことを守って、ライブや音楽やDear Lovingというもので幸せにしたい、いや、みんなで幸せな人生を送りたいと思ってます。



よろしくね(はーと)














P.S.ライブハウスにおけるマナー向上や、Dear Lovingライブをもっと楽しんでもらうために考えた

「新ポジポック十箇条」

を載せたタオルが、NEWグッズとして、23日のFMホールワンマンから発売開始です♪


ぜひとも手にして読んで、ブンブンまわして、いっぱい汗かいてふいてね(はーと)