- ニュートンの林檎(上) (ニュートンの林檎) (集英社文庫)/辻 仁成
- ¥650
- Amazon.co.jp
- ニュートンの林檎(下) (ニュートンの林檎) (集英社文庫)/辻 仁成
- ¥650
- Amazon.co.jp
1978年春、大学のキャンパス。
僕は、意志的で抗いがたい魅力を湛えた、佐伯元子と出会った。
そして、平穏な人生から引き剥がされてしまった。
僕の心を深く突き刺し、おそろしい冒険に巻き込み、姿を消した元子。
10年後、社会的には成功した僕にとって、元子との再会の予感が、生きる原動力となっていた…。
人生の全てを決めたひとりの異性との出会いを、圧倒的なスピード感とパワーで描く、渾身の長篇。
久しぶりの辻さんー。土日気が向いたときに読んでいたので3週間くらいかかりました(笑)
いや~スケールがでかい作品でしたね!!
彼の本のヒロインは気が強くて、奔放でどの作品も似た雰囲気だなぁー。
そして、主人公はその人のこと大好きなんだけど、結婚するわけではないのよね。
幸せからも程遠いかもしれない。
この本は
誰にでもいるであろう、もう会えないけど忘れられない異性にむけたラブレターらしいです。
上はスピード感があっておもしろかったんだけど下は死後の世界や神さまがでてきてちょっとあぐんじゃいました。
登場人物も個性的すぎてちょっとついて行けなかったり。
ただ、作品の向こうに辻さんが想う大切な人の存在がいるのがわかって
人との出会いの素晴らしさややりきれなさ、切なさなんかがずっしりと伝わる作品でした。
読者に向けて書くというよりも彼は書くことで過去の整理をしているのでは?と感じるほど。
きっともう会えないけど大切な異性のために。
私もこんなに人生を揺さぶられるような出会いをしてみたい!
母に仕事も始まったし自分で自分の楽しみをみつけなくちゃね、と言われました。
私、今楽しいことや夢中になれることが全然なくて。
留学の時の楽しかった時のことばかり考えます。
一生懸命な時ってつらいけど、あの充実感と疲労感が混ざった心地よさって不思議!
あぁ。みんなどうしてるんだろう。もう二度と戻ってこない時間。
過去は過去でしかないのに。
懐古主義なんて馬鹿げてるけど。仕事に束縛されるとふらっとどこかに行きたくなる。
私どうしたいんだろう。若い今を思い切り楽しみたいのにどうすべきかわかりません。
別に大それたことしたいわけじゃなくて。自分のエネルギーを持て余してます。
誰かが楽しい場所に連れて行ってくれるわけじゃないのよね。
自分ででかけていかなければ。



写真はそのときのケーキです。