2日目からダイバーさんと2人でお船に乗った私



イルカがピョンピョンと飛んでいるのがお船の上から見えました♪



お船には外国人の方達が殆どでしたが


11月はハネムーンシーズン


恋人から夫婦になった日本人の方も数組いらっしゃいました



恋人じゃなくてハネムーンだなって雰囲気でわかるんです


あと男女共に左の薬指に光っている新しい銀の指輪



私がそのハネムーンの方達をぼーっと見ていると


ダイバーの方に


『憧れるの?』


と聞かれ我に返りました



『あの指輪だけは
私は手に入れる事がないんだろうなって』


と言って苦笑い


『指輪欲しいの?
そうなら昨日一緒に来てた方に買って貰ったらいいじゃないの

ダイヤモンドがついてるくらいの買って貰いなさいよ』


と言われました


『すでに来る時に成田空港でCartierに寄ってきましたから』


と苦笑い



『えーそうなの?
ならいいじゃない♪
私はCartierのダイヤモンドの指輪なんて手にしたことないわよ
それじゃだめなの??』


と聞かれました



そうじゃなくて‥
だめじゃなくて‥




『ダイヤモンドよりも柔らくて温かかな未来手にしたいよ

限りある時間を君とすごしたい』




宇多田ヒカルの
♪Flavor Of Life♪
という曲があります




悲しくなったので


『ほらダイヤモンドの指輪だと海に潜る時は外さないといけないじゃないですか?』



と明るく振る舞いました




私の気持ちを察したのかダイバーさんが



『結婚ってそんないいものじゃないわよ
私は離婚しているから』



と言ってくれました




私とダイバーさん
ふたりして海を見て
遠い目をしていた気がします



決して一緒に行った方と結婚したいとかじゃなくて


あの銀の指輪を
私の左の薬指にはめる事はないと
ただなんとなくわかるのです


それは私が選んできた道
この先も選ぶだろう道



一応こんな私でも
結婚を迷った彼がひとりだけました


結婚したいと思ったのは彼だけだった


だけど私はしない答えを出しました


その彼ともHawaiiに来た事があったので
ハネムーンの夫婦の方を見て
悲しくなってしまったのでした



ダイヤモンドよりも柔らかくて温かな未来か。。




旅行記の続きです♪


マウイ島にはモロキニ島というシュノーケリングやダイビングのスポットがあります


早朝からお船に乗ってモロキニ島に行き
スキューバダイビングをしてきました


『かなは簡単に考えているけど海は恐いものだからね』

と一緒に行った方が心配して
現地の日本人の女性ダイバーの方に同行して頂く事になりました


そのダイバーの方がとても楽しい女性でした♪


まずはお船の上で
ひたすら『耳ぬき』の練習をしました


一緒に行った方はすぐにできたのに
私はうまくできない


最終的にはそのダイバーの方に鼻をつままれ


『口を閉じる!』
『目も閉じる!』
『さぁ耳から空気を出すのよ!』
『力をこめてふんっ。。とするの』
『耳から空気出た?』
と言われ


出たといわれたら出たような気もするし

『出た気がします』
と答えると


『海の中ではこれを自分でするのよ
耳が痛くなるから
耳ぬきできないと潜れないのよ
もう一度ひとりでしてみて』


と言われ



力をこめてふんっ。。


力をこめてふんっ。。



とモロキニ島に着くまでひとりひたすら
ふんふんしていました 笑



モロキニ島に着く頃
なんとか耳ぬきができるようになり
ウエットスーツ&足ひれ&ゴーグルを身につけ
空気が送られてくるものを口に加えて
空気が送られてくるホースを手で握りながら


海の下へ下へ


やってきた耳のキーン


『耳ぬきしなきゃ』


鼻をつまんで
目をつぶって
口を閉じて‥?


『あれ?口なんて閉じれない!!』


だって口には空気が送られてくるものを加えているんです

お船の上でしてた耳ぬきの練習とはわけが違う


耳痛い
耳ぬきできない
パニックになる私


足ひれをバタバタしていると一緒に潜って監視をしていたダイバーの方に海面へひっぱられました 笑


海面で
『さっきの練習とは違って口閉じれないから耳ぬきできないんです』
と言うと
『口閉じれなくても喉で息を止めるのよ』
と言われ






『深く潜りたいでしょう
耳ぬきくらい死ぬ気でしなさい
海の中でも私が監視してるから大丈夫だから』
と言われ


また海の奥へ奥へ


耳ぬきくらい死ぬ気でしなさいって?
だけど監視してくれてるから死にはしないよね?


とわけのわからない事を自分に言い聞かせながら奥へ奥へ


またやってきた耳のキーン


近寄ってきたダイバーさん


ゴーグルから見えるダイバーさんの目は真剣で


『頑張りなさい!』


と言っていました


私も
鼻をつまんで
目をつぶって
喉で息をとめて


ふんっ。。。


耳からぽわーんと何かが出ていきました


え、できた?


女性ダイバーさんの『OK?』と聞くサイン
私も『OK♪』とサインをつくり


女性ダイバーさんに『下へ』とサインを出され


私は奥に奥に


度々耳抜きをしながら
水深7メートルの地点に到達



『なにこの世界は。。』




海の中では話せないから
心で感じていました


ただ綺麗


私の右も左も上も下も
透明の青い海


私の周り全部が海

私は海に包まれている

そこは驚く程静かで

私の隣をお魚達がそよそよと通りすぎていく

珊瑚礁が下に見える



寝るような姿勢でぼーっと上を見ていると
水面が遠いところにある
その水面が太陽の光でキラキラとしていました


『海の中から見ると私が普段生活している世界は
あんなにキラキラしているんだ』


なぜかこの感情に涙が出そうになり



『私は水深7メートルのところにいるんだ』


という思いでも胸がいっぱいでした



今まで海に入った事すらなかったので未知の世界でした


監視してくれているダイバーさんは
私よりも下の場所で私を見ていました


水深7メートルと言っても
もっと下があります


『あのダイバーさんのところまで私も行きたい』


と思い試みましたが
空気を送ってくれているホースがそこまで


下へ行こうとした私は思いきりホースに上へひっぱられました 笑



『やっぱり空気ボンベがないとあそこまでは行けないんだな』


と残念でしたが同時に
『絶対にライセンスとる!』
と強く思いました



海の中で沢山感じ
船の上に戻ると
私はやっと話せると思い


『凄い♪もっと深いところまで行きたかった♪
海に感動しました♪』


とダイバーの方にお礼を言いました


『ね、明日も来よう?』


と一緒に行っていた方に言うと


『そんなに楽しかったならダイバーさんつけるから
かなは明日も潜ったらいいよ

もう安心したから僕はホテルでのんびりするから


明日も早朝からなんて体力はないよ』


と言われてしまい
そしてそのダイバーさんと一緒に次の日も
また次の日も

と結局私は4日間も海に潜っていました


早朝に行ってお昼にはホテルに戻ってこられるので
一緒に行った方にも理解をして頂けました


このダイバーさんとは
4日間でとても仲良くなって
お船の上でのガールズトークにも花咲きました


4日間同じお船に乗っていたので
ある外国人ダイバーさんに小さな恋もしました 笑




それはまた次のblogにでも書きます



私は海の中がお気に入りになりました


海の中は心の中が綺麗になるような
そんなパワーがあるように思いました


また海に包まれたい


次はもっともっと深い所で


愛ある日々を。。-091114_151214.jpg



旅行に行く前にお友達に言われました



『久しぶりにあの店に行ったんだけど
かなちゃんの担当ってあれどうしちゃったの
劣化じゃん』


劣化?
男前じゃない?


『あの店って接客も落ちたよね』


接客良いと思うよ?
ちゃんと役職ついた?


『久しぶりってみんなついたよ
でもだめだよ』


何がだめなの?


『みんながみんな全盛期は終わってるんだって
劣化してるの
お疲れ様って感じ

かなちゃん新規行かないでしょ?
だからわからないんだよ
〇〇とか〇〇とかに行ってみたらいいよ

歌舞伎町って別に終わってないから』



とふたつのお店の名前を言われました


『歌舞伎町って別に終わってないから』
という言葉が気になって
名前が出たところのひとつに親友を誘って行ってきました


私も親友も新規があまり好きじゃないです


お決まりの会話と質問にうんざりするような
ただ安いだけで疲れるような


だからそんなに期待はせずに
『歌舞伎町は別に終わってないから』
というお友達の言葉を信じて新規に行ってきました



席に座った瞬間
お決まりの写真のファイルを渡され


『先見たら?』
と親友に言ったら

『そんなの見てもわからないんだけどね』
と言われ納得


どちらも写真のファイルにあまり興味がなく
だからと言って見ないのも変だし写真のファイルを開こうとした瞬間



5人くらいのホストさんが次々に来ました


お決まりの質問なんて誰もしない

誰もが個性に溢れてる

その個性である売りを
誰もが必死で売ろうとしている
なのに一体となって盛り上げる事を忘れていない

誰もが席を抜ける時に
「必ず呼んで下さい」という印象づけが強い


この5人回転が素早く繰り返され内勤さんが来ました


『誰か気に入られましたか?』


私と親友は我に返って
え?どうする?みたいな感じになりました


『疲れる時間がなくて良かった
みんな良かった
楽しかった』


と私は純粋に思いました


ここで親友が
『かな、このお店は当たりだね
卓飲みでシャンパン頼もう♪』
と言いました


私も
『やっぱり♪』
と思いました


新規で当たりのお店の場合に
シャンパンを頼むともっと楽しくなるという確信が私と親友にはあります


コールはいらないので遠慮しますが
さっきは来なかったホストさんが来た♪


というような楽しみがあったりします 笑


そしてやっぱりさっきは来なかったホストさん


どうして?お世辞にもかっこよくない人?みたいな人が来て





だったけど接客されてわかりました



言葉ではうまく現せないけど本当のプロだと思いました



かなり上の立場の方でした




『夢を見せる』って夜の世界ではよく言いますよね



『夢』って『すべてを忘れられる時間』じゃなきゃだめだと思うんです



私も現役時代にそこに重点を置いていました



生きるのはしんどい事でもある
なので『すべてを忘れられる時間』に人間は快感を覚える


夢に時計なんて必要ない
私は時計を見なかった



だから今日のお店は全体的に素晴らしいと思いました

個々のホストさんもですが
お店的にもすごく考えて努力されていると感じました


シャンパンを数本入れたので
お会計は高かった


だけど帰る時に


『楽しかったね』
『うん 良かった』


という会話を親友とできるのが
本来のホストクラブの在り方だと思います


だけどそれは綺麗事?


新規はそれで良くても
続かせるとなると
他にも色々と必要になるのはわかります


私の考え♪


いくら不況だと言ってもホストクラブはなくならない

ただ勝っているお店と負けているお店の差がすごい現状になっただけ



風俗業界も同じで私が吉原で働いている時

『不況で吉原高級なんて終わっている』

と言われ続けていました


だけどまったく終わっていません


ただ終わっていない女の子が限られているだけです



お友達が言っていたように




歌舞伎町は別に終わっていない♪




お休みなさい