徳島大学病院に通院するようになってから、妻は徐々に太っていった。

お腹が張り、足がむくむようになり、定期的に腹水穿刺をすることになる。太い針をお腹に刺して黄色く濁った水を

抜いていた。腹水が溜まると食欲不振と息苦しくなる。

 

大学病院の処置室で腹水を抜く頻度は徐々に増えていった。最初は2000CC抜くと体調は改善していたが、抜いても

翌日には溜まる。この間約2年間。

私は医師に聞いた「先生、腹水を抜く限界は何回ぐらいですか?」先生は「過去には50回位ぬいた患者もいます。」

 

この意味は?50回が限界で、後は死を待つだけなのか。

 

階段の上り下りが一人でできなくなった妻。本当に苦しかっただろうな。

 

私がネットで腹水について調べると、腹水には体に必要な栄養素も含まれており、栄養分が失われてしまうため、抜いた

腹水から不要な水分や細菌を除去し、必要な成分だけを体内に戻す「腹水濾過濃縮再静注法(CART)」という治療がある

ことを知りました。

 

通院の時に先生に、CARTはできないのですかと聞くと、先生は「検討してみます」との回答。

 

ちょうどこの時期に肝移植についてのカンファレンスを受けた。担当は医師だと思っていたが看護師だった。

「年齢的に無理ですね。」えっ、肝移植は65歳まで大丈夫ではないですか。と聞くと、大学病院では無理だとの回答が

この時妻は64歳6ヶ月「なぜ?」

 

続いて質問した、「腹水濾過濃縮再静注法(CART)はできないんですか?」この担当者の説明では、CARTは感染の

危険性が高くしない方が良いと。他の大学病院や一般の病院でもしているのに、なぜ?

 

最後にこのカンファレンスの担当者に「あなたは医師ですよね」と聞くと、「私は看護師です」はあ?

話す意味はなかった。