なんとなく映画を観たくなって
雨が降る中、映画館へ
選んだ理由はもちろん
嵐の松潤が出てるから
久しぶりの恋愛映画
感情が全く動かないまま
ただストーリーを追っていく
揺れ動く気持ちとか
人を好きになるとか
心がぎゅーっとしめつけられて
苦しくなるとか…
隣にいるだけで
ドキドキが止まらないとか
たぶん…
そんな瞬間が私にも
あったと思う
なのに、、、
ぜんぜん思い出せなくて
私の恋愛感情はどこに消えて
しまったんだろ
と思ってたら
エンドロールで
涙がだぁーって勝手に流れてきたー
それと同時になぜか
元夫への感謝の気持ちが
溢れて止まらなくなった
『あのとき
生きることを決めたのは…』
私にとっては
元夫だった
居場所のなかった私に
居場所を与えてくれた
とっても大きな存在
それを
恋だと勘違いしてたのかな…
いっぱい傷つけあって
悲しい思いもいっぱいしたけど
本当に困ったときには
必ず助けてくれた
心配してくれることが
私への愛情表現だったんだよね
8歳しか違わないのに
いつも親子に間違われてたし
本当にお父さんみたいだった
20年という長い間
その大きな愛に包まれて
生きてきたんだなぁー
って思ったんだよね
嫉妬とかヤキモチとか
一度もなかったから
目には見えなかったけど
あのとき確かに
愛はあった
んだよね。
私も葉山先生と同じ
まだ…
『あのとき』に
とどまってたのかもしれないなぁ
起こってる出来事は
全く違うけど
あのとき
自分が…
もっとこうしてたら
あーしてたら
こんなことにならなかった
んじゃないか…
そう思うと
胸がしめつけられる
くらい苦しくなった
雨はそんな気持ちを
洗い流す役割をしてるのかも
でもね
あのときも
振り返れば
映画みたいには
うまくいかないけど
あのときなりに
いろんなことを感じて
あれこれと試行錯誤を繰り返しながら
精一杯
生きてたんだよね
もしかしたら…
過去を振り返る
って苦しいけど
素敵なこと
かもしれないなぁー
映画館に行くまえに
引いたおみくじ