2012/05/21 OUROBOROS 卒業 | OUROBOROS りょうすけオフィシャルブログ「ウロペディア」Powered by Ameba

2012/05/21 OUROBOROS 卒業

5月21日をもって、バンドOUROBOROSを僕らメンバーは卒業しました。
関わってくれた親愛なるファンの方々、関係者の方々、スタッフの方々
本当にありがとうございました。

本編
1.wish
2.Chevalier
3.null' / Heaven
4.Cross Over
5.砂の消憶

アンコール
6.Pray for you
7.白百合
8.Remnant


メンバーや歌澄さん、スタッフには直接お話しをして今までの感謝の気持ちは伝えたので
ここでは温かく見守ってくれていたファンのことだけ、書かせてください。
バンドマンの方で「俺は?」って方がいたら連絡ください。
強制的に飲みに呼んで嫌ってほど思い出話しますから(゚∀゚)



文章が下手なのは、いつもどおり目をつぶってくださいね(笑)



親愛なるファンのみんなへ

まず始めに謝りたい。
最後だから嫌われる覚悟で赤裸々に書くよ。
僕は初めのころ、本当にファンへの対応が酷かったと思う。
自分は女性に人見知りが激しくて、それ故にまったく接しようとしなかった。
正直なところ僕の中でバンドマンって、歌って演奏してそれだけだと思ってた。
ファンサービスや出待ちの営業とかどこのホストだよ。とまで思っていたぐらいだ。
最低だよね。

でもある時、自分の考えを大きく変える事故が起きた。
OUROBOROSが動き出して4ヶ月のとき、僕は声を失ったんです。
ボーカルの一番の商売道具の声です。

もう真っ暗だった。二度と歌えなくなっちゃうのかなって。
ただただ必死にリハビリして、まともに声が出たのは3ヵ月後。でも歌ってもんじゃなかった。
だけどね、君たちは一人も離れることなくただ僕の回復を待ってくれた。
声が出ない間も、一日も絶えず、すごく多くのメッセージや手紙をもらった。その中に共通して書いてあったのは
「OUROBOROSのボーカルはりょうすけしかいない。」

薄々とは気づいていたんです、みんなの愛情には。
身体を壊して初めてファンの優しさが僕の生身の心を掴んだ感覚になった。

ずっと見せないようにしてたんだけど僕さ、心の壁作りやすくて、言葉なんていくらでも並べられる。
いくらでも綺麗事なんて言える。どうせ誰にでも言ってるって思って、追うものを拒む性格なんだよ。
だけどそんなのまったく関係なく皆の気持ちが伝わって、今までのことをものすごく反省して
これからずっとファンを大切にしていこう、ファンのために歌を上手くなって、みんなの信じてくれたボーカルは
すごいんだって、皆が友人に自慢できるボーカルになりたいと思えたんだ。

こんなダメな人間でごめんね、ほんとうにごめんね
そして信じさせてくれてありがとう。皆のおかげで人として成長できて、
けして上手くはないケド歌もそれなりに上達して、ひと掴み程度だけど自信もついた。
感謝してもしきれないよ。


ねぇ、みんな喜んでよ。僕、みんなにこれだけは自慢したいんだ。

ラストライブさ、僕、誰も誘いもしないし告知もしてない。
だけどね、僕らの解散の為に関係者が調べてたくさん集まってくれたんだ。
それも40人近く、いやそれ以上いたかもしれない
バンドを卒業していった友人、この業界が嫌いになって辞めていった友人、現役で前線に立つバンドマン、
同じ事務所で共に歩んだ仲間、音楽と関係ない友人、それ以外にも大勢。
ファンが育ててくれたOUROBOROS、そしてりょうすけはこんなに愛してもらえる存在になれました。

「信じた正義を貫けば、いつか道はつながる」

僕の書いたChevalierの歌詞を最初に証明してくれたのは紛れもなく
僕の一番側にいてくれたファンのみんなでした。


愛してます、大好きです。
最後無理やりみんなに握手求めてごめんな。
直接、肌と肌でファンと触れ合いたかったから最後に我侭な行動をとりました。


この先僕の未来がどうなるかはわかりません。
でもこれだけは約束します。
みんなのこと、僕が死ぬその瞬間まで忘れません。
そしていつまでも自慢し続けるんだ。
OUROBOROSには最高のファンがいたってことを。

今僕は自分が頑張ろうと思ったフィールドで掛け替えのないモノを手にしました。
躓きながら、苦しみながら、笑いながら、楽しみながら
バンドをやっていく中で歩んできた道は真っ直ぐじゃなかったけど
求めていたひとつの大きな光が掴めたような、そんな気持で満たされています。


正直この2年半で培ったことや経験したことってこんなもんじゃない。
今回のブログの話はOUROBOROSのストーリーの5%にも満たない。

でもこれ以上を語っても全部同じ結論に結びつくし、
みんなの胸に嫌でも刻まれていると思うから思い出話はここで止めておきます。




メンバーと話した内容、一部だけ伝えておくね。

復活という形は難しい。
でもまたいつか、5人揃ってライブをやります。
それが1年後であろうと10年後であろうと。



ラストライブ、OUROBOROS最後の演奏で約束した

"最後のおまじない"

僕ら5人が責任を持って叶えるからね。






なぜタイトルを解散ではなく卒業としたのか。

僕らにとってOUROBOROSは各個人を高め合える学校のような、
そんな温かい場所だと感じていたからです。
僕の価値観で話しますが、卒業というのは人生の中で必ず通るものであり、
人を大きく育てるひとつの過程だと感じています。

卒業、つまり同窓会だってある。
僕はそんな希望を胸に、これからもずっと誇りを持ち胸を張って生き、
僕らが集うそのときを楽しみにしたい。
だから解散という言葉よりもこちらを選びました。




最後に画像を載せておきます。


大きな花束、ファンから頂きました。
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メッセージブック、ファンから頂きました。
どうやってこんなに集めたんだろうという程の多くのメッセージに涙腺が緩んでしまいました。
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バンドTシャツ、ファンから頂きました。
ステージ上がったらファンのみんなが着ていて、僕らもアンコールで着て歌わせていただきました。
(右肩のあたり、歌澄さんの涙と鼻水で塩っぽくなってます(笑))
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最後の衣装、OUROBOROS最後の画像
当日はアー写のときのように黒く染め、髪を切って挑みました。
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最後に、僕の大切な仲間を紹介します。
ギターのあーみー
ギターのさゆ
ベースのゆーひ
ドラムのれい
です。

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ありがとうございました。

僕はこんな温かい仲間やファンにめぐり合えて幸せ者です。

皆様のこれからの将来に幸あらんことを!



OUROBOROS りょうすけ。