インテリアコーディネーターの
飯田里江子です。
修理に出していた
我が家のリビングの時計が
戻ってきました。
9年前、家を新築した時に
お祝いにもらった時計です。
針を動かしているゼンマイ部分は、
だいたい10年が寿命だそうです。
取替てもらって、針が動くようになりました。
修理に出すときに、
『4,000円かかりますから、
お手頃な時計でしたら
新品が買えますよ』
と、時計屋さんに
言われました。
すごく大事な時計なので
修理をお願いしました。
文字盤のところに、動物たちの
絵が描いてあるでしょう？
『長い針が、シマウマさんのところに
きたら着替えをするよ。』
『長い針が、ゾウさんのところにきたら
保育園に行くよ。』
この時計は、まだ小さかった
息子たちに時間を教えるのに
とても役に立ってくれたのです。
この時計をいただいた頃、
二人の小さな息子を保育園に
預けて働き始めたばかり。
それこそ、分刻みで朝の用意を
したものです。
息子たちも、時計の絵を見て
朝は出かける準備、
夜は寝る準備をしていました。
今は、どんな時計でも
大丈夫になった息子たち。
日常生活のほとんどを
自分たちでできるように
なった息子たち。
この時計を見るたび、
両手に息子たちを
抱き上げて、
必死に世話をしていた頃を
懐かしく思いだします。
インテリアは、
家族の思い出が詰まっています。
古くなってきたけど、
どうしてもそばに置いておきたい
物って、だれにでもあるんじゃ
ないでしょうか？
そんな気持ちに寄り添える
インテリアコーディネーター
でいたいと思います