東日本大震災により
被害に遭われた皆様、
心からお見舞い申し上げます。
 
言葉だけで
なんだか薄っぺらいものに
なってしまうのが悔しいですが…
本当に本当に
心から思っています。
 
 
地震当日、
わたしはヨーロッパ旅行中で
イタリアにいました。
 
約40人が参加していた学生ツアーで
基本バス移動だったのですが、
休憩で止まったサービスエリアで
テレビの前に
たくさん現地の人が集まっていて…
 
大きな揺れで壊れていく建物、
津波に飲み込まれる家や車…
テレビから流れる衝撃的な映像に、
それがまさか日本の現状なんて
全然信じられませんでした。
 
慌ててみんな家族や友達に
連絡をとり…
でも、
電話が繋がらない、
ネットも使えない、
メールも送れない…
心配でたまりませんでした。
 
ようやく連絡がとれて
無事が確認できてからも、
なんだか別世界の出来事みたいで…
 
夜にホテルでテレビをつけて、
日本の中継や映像を見て…
あまりの悲惨な状況に
涙が止まりませんでした。
 
家族や友達は
わたしに心配かけないように、
旅行楽しんでおいでって
言ってくれて…
申し訳なくて複雑な気持ちでした。
 
仲良くなったツアーメンバーで
毎晩集まってニュースを見たり、
新聞を見たり、
ネットを繋いだり…
みんなで情報をかき集めましたが、
英語というよりも
イタリア語、ドイツ語、フランス語…
日本語じゃないために
わからないことが多くて、
もっと語学の勉強をするんだったと
歯がゆい思いでした。
 
震災発生日から約10日後が
帰国予定日だったのですが
成田空港の状態も良くないし
予定通り帰れるのか…
みんなで心配してました。
 
 
ヴェネチアでは
現地の記者にインタビューされて
感想を聞かれたり、
 
オーストリア、ドイツ、フランス…
行った先々で、
お店の人など現地の人達から
「家族は大丈夫?」
「キミの家は地震があった地域?」
「日本にはいつ帰るの?」
など、声をかけてもらって、
国籍が違っても心配してくれる人、
日本を気にかけてくれてる人が
いっぱいいることに
心があったかくなりました。
 
ヴェルサイユ宮殿では、
こんな貼紙が…
From まりりん(^□^*)v-Image1.jpg
 
見にくくてすみません…
 
こうして国境を越えて、
たくさんの人が
日本を応援してくれています。
 
 
まだまだ
心が痛むニュースばかりだし、
余震もひっきりなしだし、
デマ情報も回るし、
不安定な状況だけど…
 
人のあったかさは、
こういう時にこそ
より実感できるものだって
感じます。
 
被災地に赴いて
物資の支援をしている人、
炊き出しを提供している人、
救出作業を行っている人、、
 
たくさんの人が危険を省みず
被災者の人達のために
頑張ってくれています。
被災者の人達も苦しい状況の中
頑張っています。
 
わたしにできること…
って考えると
漠然としすぎていて、
わたし一人はすごくちっぽけで、
悲しくなるけど…
 
こうやって自分の気持ちとかを
発信していくことで、
例えば誰かの暇潰しになったり
気分転換になったり
情報の共有ができたりしたら
嬉しいなぁって思います。
 
とりあえずは、
ヴェルサイユ宮殿からの思いを
伝えられた!ってことで…
自己満だけど、
ちょっとでも役に立てたかな。。
 
 
 
 
そして昨日、
わたしは4年間通った大学を
卒業しました。
 
卒業式は中止になってしまったけど
袴を着ることもできて
友達や先輩後輩と会うこともできて
無事に“卒業”を迎えられた幸せを
かみしめています。
 
震災があったからこそ、
より実感できているのだと
思います。
 
きっとこれは、
忘れちゃいけない気持ち。
 
 
昨日大学で、
わたしはたくさんの友達と
「久しぶりー!」
「写真撮ろ!」
って会話を、何度も何度も
交わし合うことができました。
 
わたしは、
ただ、運がよかったというだけで
自分も家族も友達も無事で
日常を過ごせてる。
 
きっとこれは、
とっても幸せなこと。
 
 
 
 
一日一日を大切にしつつ、
希望を失わずに!
 
1日も早く復旧して、
日本に笑顔が増えますように。
 
 
 
麻里