つづき。

すてきサン・アンヘル地区。


 

帰りは先ほど紹介したカルメン修道院に寄ってみます。60ペソ(350円)ほどの入場料。


こちらの博物館の目玉は、地下に眠る修道女たちのミイラ12体と、二階に展示されているナシミエント(誕生)。

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 ナシミエントとは、クリスマス時に飾るイエス誕生の様子を描いたデコレーションのこと。馬小屋とマリア様、イエスがだいたいいます。   


そして各部屋に展示されている価値の高めの宗教絵画たちです。

 




主な宗教絵画とナシミエントは二階部分に展示されています。


クリスマス前後はずっとメキシコやグアテマラを旅しており、さまざまな街のナシミエントを見てきました。なかでもオアハカやサンミゲルデアジェンデの中央広場のナシミエントはとても素晴らしかったです。

しかしカルメン博物館に展示されているナシミエントは、わたしが今まで見た中で一番豪華で素敵でした。




金ピカ?!
部屋一面に置かれたナシミエント。(日本語にもっと上手く訳せないものだろうか笑)


後ろにグアダルーペがいるのも、メキシコらしくて素晴らしかったです。

 


 


さて、お目当ての修道女のミイラですが、地下礼拝堂に降りて、豪華な装飾のその先に待っていました。







こんなかんじで計12体。




グアナファトのミイラ博物館と同じ様式で生成されたミイラのようで、修道院の地下というなんとも不気味な場所で、人もまばらですからそれはそれは怖かったです。


メキシコの乾燥した気候が、特別に手を施さなくとも自然なミイラ生成を実現するそう。ちなみにグアナファトのミイラ博物館は、公共墓地に埋葬された遺体たちの親族が墓地の維持費を払えなくなった瞬間に、管理人が遺体を取り出しミイラ化した遺体を博物館に移してしまうそう。取り出された遺体は自然にミイラ化しているので、特別な処理無しでミイラが完成しているという原理。グアナファトにはこのようにして200体ものミイラが展示されています。すごい笑

  


カルメン博物館ですが、この地下礼拝堂付近に立ち入り禁止の地下へ続く階段がいくつかあり、のぞくと骸骨が飾られていたりと、少しオカルトな要素も含む恐怖スポットでした。宗教絵画は美しくもありますが、見方によれば怖いですよね。夜にひとりで見回りとか絶対にむり。という感じです。笑




話がミイラミイラになってしまいますが、わたしが訪れたときのカルメン博物館のシーズン展示はメキシコのミイラ展でした。ミイラの歴史や生成方法などを説明しながら、幼児から老体、犬や猿まで、あらゆるミイラが展示されており、各ミイラに関する説明もなされていました。





グアナファトのミイラ博物館とほぼ同じつくりですが、あちらのものより人も少なく手軽にミイラを拝めてラッキーという感じでした。

 


いかがでしたか。カルメン博物館。、、カルメン博物館自体そんなに人気スポットではなく、静かで18世紀にタイムスリップしたような感覚を味わえるのでおすすめです。グアナファトのものも合わせて計200体以上のミイラを見ているわたしですから、なんとなくミイラの特徴?というか見方もわかってきました。笑

無駄な技能が増えたものだ、、。(笑)

 

 



まだまだあります、サン・アンヘル地区のおすすめスポット。メキシコが誇るビッグ・カップル、ディエゴ・リベラとフリーダ・カーロの家「Museo Casa Estudio Diego Rivera y Frida kahlo」 です。


静かな住宅地にぽつんと赤と青のふたつの建物が並んでおり、それぞれリベラ、カーロの住居兼アトリエでした。




フリーダ・カーロ美術館は、別名「青い家」と呼ばれていますが、こちらも家の色彩がすてき。


ここで1934年~40年までふたりが夫婦として暮らし、作品を生み出していたそう。食堂やアトリエのほか、リベラが息をひきとった寝室も見学できます。ほかにも、ふたりの写真やリベラの作品、ふたりのコレクションや遺品の数々が展示されています。





先ほど触れた「青い家」、フリーダの生家を博物館として開放したフリーダ・カーロ博物館も、同じように住宅街のなかにぽつんとあり、展示もとてもよかったですが、どちらの博物館もメキシコを代表する画家、そしてビックカップルが愛したコヨアカン地区、そしてサン・アンヘルの街をそのまま感じることができ、ふたりのゆかりの土地で落ち着いて鑑賞できるスタイルがとても良かったです。

 

 

 

 

ほかにも、サンアンヘル地区は見所があります。カリージョ・ヒル博物館は、メキシコ壁画運動の三大巨匠、オロスコ、ディエゴリベラ、シケイロスの油彩画を多く展示しており美術館が好きなひとは必見です。



3階建てのつくりになっており、一階には小さなライブラリーも。

三階は常設展ではありませんが、わたしが行ったときは、ペルーはリマにあるリマ美術館「Museo de Aete de Lima(MALI)」からいくつかの作品が展示されており、1980年代と2000年にそれぞれ起こったペルー内戦とペルーのもつ痛みや負の歴史を絵画から学ぶことができました。



カラフルに描かれているのは、ペルーのある村で起こった搾取、暴力の歴史、、。



二階はお目当ての三大巨匠の作品が。シケイロスがとくによかったです。ディエゴ、シケイロス、オロスコと壁画運動の巨匠たちの油彩画がわかりやすく展示されていて、とてもいい展示でした。




シケイロスの作品はすごく目を引く。


カリージョヒル博物館、とてもおすすめなので美術館が好きな方はぜひ!

いかがでしたが?メキシコシティ南のサン・アンヘル地区。のんびりお買い物と文化的活動をする土曜日、なんて素敵ですね。



今度メキシコシティの美術館、博物館も一挙にまとめてみます〜。では、アスタルエゴ〜