みなさん、こんにちは。
今日のブログは専門用語が多く、説明も長いのでウンチク系が苦手な方は写真だけさら~と見てください。
12月7日に浅草の産業会館で行われた、革マニアの祭典「東京レザーフェア(TLF)」に行ってきました。
ぐるぐると何度も何度もたくさんの革を見て、弊社青木と捕革(獲)してきた革を紹介させていただきます。
まずはイタリアのキップレザーであるオタワ。
独特のムラ感と陰影がたまらない革。使い込むと深みのあるツヤが出てくることが容易に想像できます。
カラーは何種類かあるのですが、ビッときた2種類をチョイス。
まずはダークデニム。
名前の通り生デニムを数か月履きこんだような、深みのあるネイビーが魅力です。
次にトープカラー。
トープとはフランス語でモグラのことらしいのですが、モグラのように茶色がかった濃いグレー。もしくはグレーがかった濃い茶色を指すそうです。
カラー名の通り、焦げ茶の一言では説明できない奥深さがあります。
この2色で色々作ってみました。
ブック iPhoneケース
フォーユニットキーケース
トラッカーロールウォレット
スプリットクラッチバッグ
既存のベーシックカードケースをベースにした新しい名刺入れ。
モールドカードケース
金具もまた、新しく6種類の中から選べる、マルチモチーフタイプ。
税込み10800円です。
なんだかんだ言って、一番落ち着くフラッグプレートタイプ。
こちらは税込み15120円です。
開けるとこんな感じです。
マチを無くし縫製後に水分を含ませて、タンニン成分がもつ可塑性を利用して成型しています。
30枚程度の名刺を収納でき、裏張りにはピッグスエードを使うことで適度な滑り止めを利かせています。
このように、小物に使ってもバッグに使っても“良さ”が伝わる魅力的な革です。
年末っぽく、感じ一文字で表すと・・・・
「渋」
ですね。
続いて、バッカスという革を紹介します。
タンニンなめしの革にオイルを入れ、再度タンニンでなめし、もう一回オイルを入れたオイルプルアップのヌメ革。
さらに絞り加工を施すことで深い味わいのある皺を生んでいます。
ブック iPhoneケース
フォーユニットキーケース
トラッカーロールウォレット
こちらは漢字一文字で表すと・・・・
「味」
ですね。
最後にミズーリ・ベリーという革のご紹介。
イタリアのトスカーナ地方でタンニン鞣し製法にこだわり、上質なレザーを展開している老舗タンナーさんの革です。
ベリーとは牛革の部位の名称ですが、人間で言うと脇腹辺りの革になります。
革の組織にムラがあるので、通常はあまり使わない部位なんですが、逆にそのムラを生かして鞣しと染めを施すことにより
深海のように深いネイビーを表現しています。
こちらは漢字一文字で表すと・・・・
「艶」
ですね。
今回作ったアイテム達は、明日、明後日、名古屋本店で展示します。
その後に来週から各店にて展示販売しますのでぜチェックしてみてください。
ギリギリすぎてクリスマスギフトという感じではありませんが、年始に革小物の新調を考えてみてはいかがでしょうか?
おにまいです。