みなさん、こんにちは。
先日、名古屋スタッフブログにてお知らせがありましたが、本店の駒見が今日で退社することとなりました。
ブログにもほとんど登場しないので「駒見って誰?」と思われるかも知れませんが
およそ4年にわたって、ウチの製作現場を支えてくれた職人さんです。
入社当時は少し不愛想なイメージでとっつきにくいイメージがあったんですが、モノづくりのことになると
本当に一生懸命でデザインや構造、製作過程において尽力し続けてくれました。
製作スピード、テクニックにおいて歴代スタッフで1位だと思わせる彼に独立願望があったのは承知の上だったのですが、
明確になってきたのは一昨年の年末。
俺にとっては店長格が退社するのと同じくらい痛手だったので、独立準備をしてもらいつつ、何とか今月まで継続してもらいました。
当たり前のことですが、俺には俺の、彼には彼の世界観があります。
今まで見てきたもの、感じてきたこと、表現したい事、かっこいいと思うもの全てが違うのは至極当たり前のことです。
だから、不況と言われて久しい業界で、これから独立するという事は本当に勇気が必要なことですが、俺は決して止めませんでした。
反対する親や職場の上司を押し切ってやってきた自分のように、やりたいようにやったほうが良いと思うからです。
タイミングを見極めることも大事ですが、見極めすぎて実行に移さないのもどうかと思います。
何でもやってみた方が良いと思うし、仮に失敗しても違う方法を見つけて、コンパスのようにブレずに自分の信じた道を
突き進んでいってほしいと切に願っています。
もし成功したら、その成功の秘訣を教えに顔を出してもらいたいとさえ思います。
どの業界でもそうですが、何かを表現する職業というのは自分のほうがすごい、人を感動させられると思っていないと
出来ないし続きません。
誰がなんと言おうが、自分自身もそう思い続けています。
表現するということは「自分のセンスに勇気をもって世に問うこと」だと思います。
彼にも来月から勇気を持って存分に世に問いてほしいと思います。
マリュスというブランドです。先日じっくりと見させてもらいましたが、本当に丁寧に良い仕事してますんで
ぜひ覗いてあげて下さい。
ウチの今後ですか?
大丈夫、うちには青木工場長と屋代班長補佐がおります。
もちろん最後には俺も居ますんで、何も変わらずご提供させていただきます。
おにまいです