ついてない


と思うことが多い人生だ。


仕事柄出張が多いが、たいてい雨。

社用PCの画面を割って修理に出した1週間後に代機の画面も割れた。 

毎回、なんでいつもこうなんだ、、、

そう落ち込んで殻にこもりたくなることもあるが、過ぎ去ってしまうとこんな失敗談を笑いに変えたくなる。

つくづく、面白い人生だ。と思う。


僕は、三浦しおんの小説に出てくるような、普通で、少し生きづらさを感じている人が好きだ。

坂元裕二のドラマに出てくるような、偏屈で人間味のある人が好きだ。

どこかそんな人に憧れ、生きている。


カッコ良くはないけど、一緒にいると落ち着くようなそんな人になりたい。

そんな人の日々の出来事を書いていきたいと思います。


ちなみに今日の話は、近所の銭湯に行った時のことで、普段、スポーツをしていた自分がつけていた背番号の数字の靴入れが空いているか確認し、空いていればそこに入れるようにしている。

最近はどうもその「81」が人気で、とたんにわざわざ寒空の下、歩いてきた意味を考えてしまう。


外へ出て散歩をすることが好きで(特に冬は)、何時間でも歩けてしまう私は、タバコをふかしながら、色々な考えにふけることが一つの快楽になっている。


あー、お金がない。お金がない時に限ってヘッドホンが壊れる。無駄な飲み会に出てしまう。解約しなくてはならなかった無料トライアルが有料に変わる。

そんなことを考えながら歩いていた。


めんどくさいな、色々


銭湯に着く。

取り急ぎ、温かい室内に入るべく、下駄箱に靴を入れる。目に入って靴を入れたのは「100」の数字。100万あったらな。そう思って木札を取り、ふと我に帰る。

あれ、81は?


そういう時に限って81も空いているのだ。80と82は空いてないのに。


全く、面白い人生だと思う。