出会いたい本 「感傷コンパス」多島斗志之
1955年4月、伊賀。過疎地帯の分校に新卒で赴任した、明子先生。誰に対しても一向に心を開かない生徒・朱根に、明子先生は心を痛めるが……。濃緑の山里の空気にひそやかな心の交流を描き出した、あたたかな物語。
■多島斗志之(きたじま としゆき)
昭和23年大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。広告代理店、フリーの広告制作ディレクターを経て、作家デビュー。『症例A』『追憶列車』『離愁』などの作品がある。一作ごとに新たな世界を緻密に描き出し評論家を始め、多くの読者から絶賛を受けている。
出会いたい本 「幻香」内田康夫
立ちのぼる芳香と、三人の美女が浅見光彦を惑わす--
浅見の元に届いた匂いたつ一通の手紙。「4月10日9時、栃木市の幸来橋に来てください。でないと、私は死ぬことになります」。事件は10年前に起きた調香師殺人事件と複雑に絡み合う。かぐわしき文芸ミステリー。
浅見の元に届いた匂いたつ一通の手紙。「4月10日9時、栃木市の幸来橋に来てください。でないと、私は死ぬことになります」。事件は10年前に起きた調香師殺人事件と複雑に絡み合う。かぐわしき文芸ミステリー。
■内田康夫(うちだ やすお)
東京都出身。現在は軽井沢に在住。1980年『死者の木霊』を自費出版してデビュー。82年、名探偵・浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の琴線に触れるミステリーを書き続けている。


