週末は会えない。


最初からそれは分かっていたこと。

でもこのとき私は自一人で過ごす週末が

こんなにさみしくて長くて辛いもので

自分がそのことにこんなに悩まされることになるとは

全く思っていなかった。


次のデートは連休明けの火曜日だった。

私たちはこの日を二人の記念日にしようと決めていた。

そういう予定を前以て決めておくというのは

初めての経験で朝から二人ともそわそわしていた。


このころから私たちは毎朝一緒に会社へ行くようになった。

あまり人に会わないように少し早い電車に乗って。

毎朝憂鬱だった早起きも通勤ラッシュも

彼に会うためなら全く苦にならなくなった。


夕方が来るのが楽しみだった。

彼はこのことで今の関係が壊れたら・・・と

危惧していたようだけど私は全くと言っていいほど

不安は感じていなかった。

絶対に幸せで素敵な時間になると思っていた。


それは本当に本当に温かくて幸せな時間だった。

私たちうちの会社の誰よりも幸せだよね。

ある意味社長より幸せかもね。そう言って笑った。


世界一、いや宇宙一幸せだと思っていた。